<過激な右派のたまり場パーラーが北マケドニアなどに拠点を置く怪しいニュースサイトの集客に貢献>

ツイッターやフェイスブックでは「自由に物が言えなくなった」とぼやくドナルド・トランプ前米大統領の支持者らが、新たに見つけた交流の場がSNSのパーラーだ。

パーラーは今年1月1日に起きた米連邦議会議事堂への乱入事件で襲撃を扇動するなどの役割を果たした疑いが持たれ、一時使えない状態になっていた。2月中旬にサービスを再開したが、私たちの調査でユーザーたちが襲撃事件の前後に偽情報を流すニュースサイトのリンクを盛んにシェアしていたことが分かった。

ニュースサイトの信頼性を評価する格付機関ニューズガードは、メディア監視サービスのピークメトリックスと共同で今年1月第1週にパーラーの投稿に張られた1万7000件超のリンクを分析。その87%がジャーナリズムの基本的な基準を満たしていない、信頼性に欠ける「退場ランク」のニュースサイトであることを突き止めた。

この調査では分析対象をニュース・情報サイトのリンクに絞り、ネット通販サイトや他のSNSの投稿へのリンクなどは除外した。

1月第1週にパーラーのユーザーが最も多くシェアしたニュースサイトは「アメリカン・コンサーバティブズ・トゥデー」で、被リンク数は2917件に上った。サイト名を見るとアメリカの保守系ニュースメディアのようだが、ドメイン登録情報検索サービスのWHOISで調べれば、北マケドニアの都市クマノボで運営されていることが分かる。

開設されたのは昨年12月。以降、昨年の米大統領選で数々のデマを流したいわく付きの政治ニュースサイト「ザ・ゲートウェイパンディット」のパクリ記事を精力的に流し始めた。例えば、票の自動集計機のメーカーがトランプの票をジョー・バイデンの票とカウントする特殊な仕掛けを施していた、といったものだ。

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このサイトの報道はニューズガードが設定したジャーナリズムの9つの基準全てにおいて不合格で、信頼度スコアは100点満点中0点だ。

そのほか被リンク数で上位を占めたドメインには「ザレジスタンス・ドット・ビデオ」がある。このドメインは、ツイッターから永久追放を食らった陰謀論者アレックス・ジョーンズの動画サイト「バンド・ドット・ビデオ」にリンクしている。ジョーンズの動画サイトは、新型コロナウイルスや米政治絡みのフェイク映像を頻繁に流している。例えば、アリゾナ州では投票にマーカーペンが使われたため、トランプ票が大量に無効になった、といったものだ。

デマサイトへのリンク
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