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米教育

「好成績の生徒に現金給付」は効果抜群

2010年3月8日(月)12時23分
トニー・ダコプル

 アメリカの教育の全面的な改革を唱えているオバマ大統領。だがもっと簡単な方法で抜群の効果が得られるかもしれない。

 この10年間、全米の数百の学校がいい成績を取った生徒に現金を給付するシステムを試験的に導入してきた。だが心理学者たちは学ぶ楽しさを教えることにならないと反発。議員たちはもっと調査が必要だと言って議論を避けてきた。

 そんななか全米経済研究所が2月、このシステムに関する初の長期調査結果を発表した。調査によると、飛び級試験に合格して現金を受け取ったテキサス州の高校生は高いGPA(成績平均値)を獲得しただけでなく、大学に進学して学位を取得する可能性も高いことが分かった。

 特にはっきり効果が表れたのはアフリカ系アメリカ人の生徒。彼らの大学進学率は一般の生徒より10%高く、大学を卒業する可能性も50%高かった。

 実施コストは生徒1人当たり平均200ドル(給付金と運営費を含む)。「100万ドルの予算があれば、極めて有効に使うことができる」と、報告書をまとめたコーネル大学の研究者キラボ・ジャクソンは言う。勉強なんてカッコ悪いと思っている生徒にも、これなら効果が期待できそうだ。

[2010年3月10日号掲載]

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