連邦最高裁内のイデオロギー的分断に、ソトマイヨールが活を入れるかもしれないとスタームは言う。「最高裁に不可欠な橋渡し役のような存在だ」。不当な非難にも利点はあるだろうとも、彼女はみる。ソトマイヨールは自分が世論の先入観と関係ないことを実証しながら、深刻な人種問題が絡む偏見を世間が認識し直す手助けができるかもしれない。
ソトマイヨールが司法や国政でどのような役割を演じるか、確かなことは分からない。しかし彼女の人生経験を考えたら、先入観を通してしか彼女を見ることのできない人々を驚かせるはずだ。
[2009年6月10日号掲載]