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米テック界はなぜトランプに近づくのか──著者ジェイコブ・シルバーマンが語る「右傾化するシリコンバレー」

AUTHOR Q&A

2025年11月13日(木)14時59分
メレディス・ウルフ・シザー(本誌記者)

著者のジェイコブ・シルバーマン

著者のジェイコブ・シルバーマン COURTESY OF ROBIN KAISER-SCHATZLEIN

──トランプにすり寄っている経営者の中には、かつてはリベラル政治寄りだった人もいるのではないか。

シリコンバレーの企業の重役や投資家の中には、かつてはリベラル寄りだったのに、政治姿勢を変えた人々がかなりいると思う。

1つ指摘しておきたいのは、マスクも含め、そういう人々の中には、自分は穏健派であり、少しいかれてしまったのは自分たちを取り巻く世界のほうだと主張する人もいるということだ。


──マスクは短期間のうちにトランプの側近となった。2人が突然、仲たがいしたことに驚いたか?

驚きはしなかった。そもそも無理のある組み合わせだった。2人とも自分で舵取りをしたいという思いが非常に強く、世界で最も強い力を持つ男の座を争うライバルのような関係だったからだ。

──テスラの取締役会は株主に対し、今後10年間で1兆ドルというマスクへの報酬パッケージの承認を求めている(編集部注:11月6日の株主総会で承認)。マスクをテスラの経営に集中させるのが目的だが、報酬でマスクを政治から経営へと引き戻すことは可能なのだろうか?

思うに今後、マスクがフルタイムで政治に関わることはないだろう。だが彼がソーシャルメディアで発言すれば、政治性を帯びることは避けられない。

また移民や人種といったテーマに関しては、彼自身、発言せずにはいられないのだと私は思う。そもそも5つ以上の会社を経営する大富豪で、世界中に巨大な工場や人脈を持っていれば、何をやっても政治的な意味を持つことになる。

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