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【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...地球への衝突確率は? 監視と対策は十分か?

Airplane-Sized Asteroid Approaching Earth, NASA Reports

2025年9月3日(水)17時45分
スー・キム

地球の近くを軌道とする「地球近傍天体」とは

小惑星とは、約46億年前に太陽系が形成された際に残された、岩石質の小さな天体のことだ。火星と木星の軌道の間に位置する「小惑星帯」に多く存在している。

そして、いわゆる「地球近傍天体(NEO)」とは、太陽から約1億9000万キロ以内に軌道を持つ小惑星を指す言葉だ。NEOは地球の「裏庭」とも呼べる領域に入ってこれるほど、地球に接近する可能性がある。


2月、CNEOSは、「2024 YR4」と呼ばれる小惑星が2032年に地球に衝突する確率は3.1%と発表した。NASAによると「このサイズの天体としては、これまで記録された中で最も高い衝突確率」だったという。

その後の調査により、6月に「この天体が2032年以降、地球に重大な衝突リスクをもたらすことはない」とNASAは結論づけた。

以来、研究者たちは「2024 YR4」が2032年12月22日にどこに位置しているかを、以前より20%正確に予測できるようになった。

「結果、この小惑星が月に衝突する確率は3.8%から4.3%にわずかに上昇した」とNASAは述べた。「仮に衝突したとしても、月の軌道に影響を与えることはない」。

NASAによると、「2024 YR4」は現在、「地上からも宇宙望遠鏡からも観測できないほど遠方にある」という。次にこの小惑星が地球の近くに戻ってくるのは2028年になると予測している。

「大多数の地球近傍天体は、地球に非常に接近する軌道を持っておらず、衝突のリスクもない」

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