<近年、米中の宇宙開発競争は熾烈さを増している。近年の宇宙開発の目的には、安全保障も含まれるようになってきた>

かつては平和的な領域と見なされていた宇宙が現在、再び大国間の競争の舞台となっている。中でも、アメリカと中国による宇宙開発競争が激しさを増している。

両国は地球外の覇権を争う中で、ロケットに関する活動を相次いで実施している。アメリカに至っては、ロシアおよび中国による宇宙の軍事化の脅威が高まる中で「宇宙軍」を設立するなどしている。

8月12日、米軍は新たに認証されたバルカン・ロケットによる初の国家安全保障を目的としたロケット打ち上げを実施した。その3日後、中国は2030年に実現を目指す、有人月面着陸を目指す新型ロケットの初の静的燃焼試験を行った。

米中両国は軍事目的の開発のみならず、人類を再び月面に送る競争でもしのぎを削っている。この競争について、元NASA宇宙飛行士のテリー・バーツ大佐は、21世紀がアメリカの世紀になるか中国の世紀になるかを左右する可能性があると警告している。

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今回のロケットは安全保障目的のロケットとしては3機目
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