「企業はどうSDGsに向き合うべきか?」蟹江研究室・久米さくらさんが研究する持続可能性
──学校外での取り組みについて教えてください。
大学で学んだサステナビリティを社会で実装したいという思いが常にあります。例えば、留学前には「食べられるスプーン(エディブルスプーン)」というプラスチックスプーンの代替品となるような商品を販売していました。また、ボストン大学に留学していた際には、幼児向けに環境教育を行うスタートアップ「Idori」に参加していました。
Idoriは、都市部で育つ子どもたちに自然を愛する心を育むことを目的にしたスタートアップです。設立者の学生は、自身が自然豊かな環境で育った経験から、都会で育つ子どもたちが自然に触れる機会の少なさや、自然保護への意識の低さに気づき、この活動を始めました。
具体的な活動内容としては、森林伐採や海洋汚染といった環境問題をテーマにした絵本やぬいぐるみを制作し、実際に現地の幼稚園に読み聞かせに行ったりもしました。例えば森林伐採を取り扱う絵本では、人間が木を切ったことにより住処を失うキャラクターを描き、自然保護の重要性を子どもたちに伝えています。「環境問題」というとハードルが高く聞こえますが、キャラクターを用いたストーリーテリングを通じて、幼少期から自然への関心を育み、将来的な環境意識の向上を目指しています。
現在はゼミ活動が忙しく、一時的に活動を休止しています。ただ、このプロジェクトは都市部の子どもたちを対象としているため、東京での展開にも大きな可能性があると考えています。ゼミ活動が落ち着いた際には、東京での展開を視野に入れて活動を再開したいと思っています。
──久米さんご自身は自然豊かな場所で育ったのですか?
私はドイツで生まれ、幼少期を過ごしました。ドイツは環境先進国ということもあり、幼稚園のカリキュラムに「自然の中で遊ぶ時間」が組み込まれていました。毎日のように森に行き、泥んこになって遊ぶという体験がありました。両親は東京出身ですが、幼少期に体験した自然とその豊かさを失いたくないという思いが、今のサステナビリティへの関心につながっていると思います。
──久米さんにとってSDGsとは?
私にとってSDGsとは、「サステナビリティを実現するための具体的な行動指針」という位置づけです。実際、私がアメリカに留学した際に驚いたのは、SDGsという言葉自体がほとんど認知されていなかったことでした。一方で、ヨーロッパや日本では広く知られていますが、「またSDGsか...」といった抵抗感を持つ人も少なくない印象を受けています。
私自身は、SDGsという枠組みに特別な思い入れがあるというよりも、その背後にある「サステナビリティ」という概念そのものに興味があります。SDGsをすべて網羅することで、世界の多くの課題にアプローチできる点に強く惹かれています。ただし、SDGs単体で捉えるというよりも、もっと広い視野でサステナビリティ全体を見つめることを大切にしています。
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