最新記事
SDGsパートナー

LED化を超える省エネ、ウェルビーイング推進...パナソニックの最先端「照明」驚きの効果

2024年11月29日(金)17時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
パナソニック

パナソニックEW社の照明ソリューション「メリハリ照明」のオフィスでの使用例(右)。消費電力は均一照明(左)の55%(省エネ)で、作業面は十分に明るく、周辺面は程よく明るい状態となっている 写真:パナソニックEW社

<照明器具大手のパナソニックが展開する「メリハリ照明」は、必要なだけ照らすというソリューション。さらにその空間を支えるシステム「LiBecoM(リベコム)」では位置情報の把握まで可能になる。LED化による省エネ以上の価値を社会にもたらすだろう>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

必要なだけ照らす「メリハリ照明」で大きな省エネ効果

蛍光灯や白熱電球をLED照明に置き換えると、消費電力を大きく減らせる。政府は家庭やオフィス、工場などにおけるすべての照明を2030年までにLED等の高効率照明に置き換える目標を掲げており、LED化は温室効果ガス削減に向けた重要な施策でもある。

その「一歩先」の照明ソリューションを打ち出しているのが、国内LED市場で約4割のシェアを持つという照明器具大手、パナソニック エレクトリックワークス社(以下、パナソニックEW社)だ。

同社が2024年から展開する「メリハリ照明」を導入すれば、さらなる省エネ効果が期待できるという。

メリハリ照明とは何か。

スリムベースライトやスポットライト、フラットランプなど同社の LED照明を活用し、「必要な部分を必要なだけ照らす」という照明手法だ。蛍光灯を使い、空間を満遍なく明るく照らす従来の照明手法(均一照明)をLEDのメリハリ照明に換えると60%以上、LEDの均一照明からの置き換えでも30%以上、消費電力を削減できるという。

メリットはそれだけではない。例えばオフィスの執務スペースであれば、作業面をピンポイントで明るく照らし、周辺の明るさを抑えることで集中力がアップ。休憩スペースではリラックスに適した照明にするなど、利用環境に応じた照明演出を行うことができる。

「メリハリ照明を導入したオフィスでは、電気代の削減に加え、集中力やコミュニケーションの向上など、働く人々の意欲を掻き立てるような効果が期待できます」と、パナソニックEW社ライティング事業部の山中直氏は説明する。

パナソニックグループは、ウェルビーイングな暮らしの追求を掲げている。身体的・精神的・社会的に良好な状態を意味するウェルビーイングは、近年注目が高まっている概念で、SDGsにおいても重要なキーワードだ。

「いかに少ないエネルギーで明るく照らすかという機能価値のみならず、人の心を豊かにする感性価値を伴った空間演出を実現する照明ソリューションを提供していきます」と、山中氏は言う。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

FRB議長候補、ハセット・ウォーシュ・ウォーラーの

ワールド

アングル:雇用激減するメキシコ国境の町、トランプ関

ビジネス

米国株式市場=小幅安、景気先行き懸念が重し 利下げ

ビジネス

NY外為市場=ドル対主要通貨で下落、軟調な雇用統計
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 5
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 6
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 7
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 8
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給…
  • 9
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 10
    ハイカーグループに向かってクマ猛ダッシュ、砂塵舞…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 5
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 6
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 7
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 8
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 9
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 10
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 4
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 5
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 6
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にす…
  • 7
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 8
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中