最新記事
SDGsパートナー

快適でお洒落、そしてサステナブル...レディースシューズ「VIVAIA」が生む新常識

2024年11月12日(火)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
「環境配慮・快適さ・お洒落」を同時に叶えるシューズ

「環境配慮・快適さ・お洒落」を同時に叶えるシューズ

<世界では、年間239億足もの靴が生産されている(2022年時点)。しかし、そのうち95%以上が焼却や埋め立てで処分されている。61カ国以上の地域で展開するグローバルシューズブランド「VIVAIA(ビバイア)」は、こうした課題の解決に繋げるべく、環境に配慮しつつ、女性の足元の健康やファッション性も考慮した製品を提供している>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


環境配慮・快適性・お洒落を兼ね備えたシューズ

「VIVAIA(ビバイア)」は、61カ国以上の地域で展開し、「女性に優しい・地球に優しい」をコンセプトに掲げるグローバルシューズブランドだ。環境負荷を軽減するリサイクル素材を使用しながら、快適で自信を持って日常生活を楽しめる製品を提供することを目指している。

創業者のジェフ・チェン氏は、VIVAIAの立ち上げ以前に旅行用バックパックのブランドをローンチし、約10年運営してきた。その中で、多くの資源の無駄遣いや環境への負荷がかかっているファッション業界の状況に危機感を覚えたことが、VIVAIA創設の契機となったという。

「私たちは従来の革や石油由来の素材に代わって、リサイクル素材でも美しく快適なシューズが作れることを証明することが使命です。現状はリサイクル素材を使用した製品は市場にわずかしかありませんが、5年後、10年後には多くのサステナブルでリサイクル可能な素材がシューズに使用されるようになると信じており、その未来を切り拓く先導的な存在でありたいと考えています」(ジェフ氏)

「妻がハイヒールを履くたびに靴擦れを起こし、絆創膏を貼っている様子を見て、『なぜ自分の好きな靴を履いているだけで、傷を負わなければならないのか』と疑問に感じたことも原体験となっています。それをきっかけに、女性の健康と快適さを考慮したシューズの必要性を強く感じるようになりました」とジェフ氏は語る。

実際、同社が実施したユーザー調査によると、75%の女性が足に関して悩みを抱えており、ファッション性の高い靴やハイヒールを諦め、快適さを優先してスニーカーを選ぶ傾向にあることが分かっている。

VIVAIAは顧客の足の悩みを真剣に受け止め、「つま先の健康をケアするワイドシリーズ」、「アーチサポート靴底構造」、「スリッポンシリーズ」などの足の健康ケアに重きを置いた製品を開発・提供している。足の健康とスタイルの美しさを両立させるため、素材や設計にこだわり、細部に至るまで調整を施すことで、快適さとフィット感を実現し女性の日常を美しく健康的に彩る製品づくりを行っている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ISM製造業景気指数、4月48.7 関税コストで

ビジネス

米3月建設支出、0.5%減 ローン金利高騰や関税が

ワールド

ウォルツ米大統領補佐官が辞任へ=関係筋

ビジネス

米新規失業保険申請1.8万件増の24.1万件、2カ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 7
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    【徹底解説】次の教皇は誰に?...教皇選挙(コンクラ…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中