最新記事
SDGsパートナー

ほくほくフィナンシャルグループが縁結ぶ「地域共栄」のための異業種連携

2023年12月22日(金)14時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
ほくほくフィナンシャルグループ

マッチングの結果、これまでなら廃棄されていた農産資源が動物園の動物に「餌」として提供されている

<北陸銀行・北海道銀行などを傘下に持つほくほくフィナンシャルグループは、ビジネスマッチング支援を通じて気候変動対策や資源の有効活用といった課題の解決に取り組む>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


株式会社ほくほくフィナンシャルグループは「ほくほくビジネスマッチングシステム」を通じて顧客の課題解決を促進している。行員が顧客の課題を確認・登録し、課題解決の可能性のある取引先を紹介。これによりサプライチェーンの脱炭素化や食品ロス削減など、環境に配慮した取り組みを後押している。

地域に根差すからこそできる持続可能な地域経済への貢献

ほくほくフィナンシャルグループは、「地域共栄」「公正堅実」「進取創造」の経営理念のもと、GX(グリーントランスフォーメーション)戦略にも積極的に取り組む。

特に、「ほくほくビジネスマッチングシステム」では、行員それぞれが担当する顧客の課題をヒアリングしシステムに登録。全社的に情報を共有して全行員がその課題の把握および解決への提案をすることが可能となることで、地域や異業種間の連携サポートを実現している。

北陸銀行では2018年、北海道銀行では2020年から同システムの導入を始め、北海道、北陸三県を中心とした国内外の広域店舗網を活用し、2023年3月期におけるビジネスマッチング件数は5000件を突破。年々増加を続けている。

マッチングを通じて、気候変動対策をはじめとしたサステナビリティへの取り組みも進める。特筆すべき支援実績として、まずサプライチェーン脱炭素化の事例が挙げられる。

北陸銀行は2023年11月、フクビ化学工業株式会社のサプライチェーン全体の脱炭素化に向けた取り組みについて、ESG関連情報の収集・可視化プロダクトの開発・提供を行う株式会社ゼロボードとの連携を実現した。

キャプチャ.PNG

フクビ化学工業への支援ではゼロボードに加え、化学品専門商社の長瀬産業株式会社とも協働する

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、10日に有志連合首脳会議を主催 仏

ワールド

中国商務相、ロシア経済発展相と会談 経済・貿易を巡

ワールド

ブラジル大統領、トランプ関税を非難 プーチン氏との

ワールド

米中、一時的関税停止の可能性 週末の高官協議=スイ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノーパンツルックで美脚解放も「普段着」「手抜き」と酷評
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 5
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 6
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 7
    「金ぴか時代」の王を目指すトランプの下、ホワイト…
  • 8
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 9
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 10
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 7
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    野球ボールより大きい...中国の病院を訪れた女性、「…
  • 10
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中