最新記事
SDGsパートナー

世界遺産・屋久島の自然を守れ ! sankara hotel&spa 屋久島の「サンカラ基金」がオーバーツーリズムに対処する

2023年11月22日(水)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

屋久島の発展や自然保護への活用を目的にサンカラ基金を運営

sankara hotel&spa 屋久島の全景

sankara hotel&spa 屋久島の全景

sankara hotel&spa 屋久島は、2011年の開業の際に、世界自然遺産である屋久島との共生を目指す『for the YAKUSHIMA 』を宣言。屋久島の発展や自然保護への活用を目的として、サンカラ基金を設立した。

サンカラ基金は多くの自然保護活動を支援してきた。生息数を減少させていたツマベニチョウの食草(魚木)を回復させるための『魚木増殖プロジェクト』、絶滅危惧種であるウミガメの産卵を保護するための『ウミガメ遮光版プロジェクト』、日本各地の放置された植林を使用するための間伐事業『地杉プロジェクト』などの活動支援が主な実績だ。

サンカラ基金は、ホテルの宿泊客に1回の滞在あたり500円を支払ってもらい運営されている。これを屋久島の自然を守ることに直結する活動に使用することで、ゲストも一緒に屋久島の自然保護活動を行うことになる。

「屋久島の登山道を整備していくという素晴らしいゴールをお客様、地元ガイド関係者、当ホテルで共有したことから、3回目の近自然工法の講習会についても一気に話が進み、実行することができました。今後もこの良い輪を大切にして前進し続けたいと考えています」と大木氏は語る。

観光客の増加による環境破壊は、日本だけでなく世界中で起きている問題だ。こうしたオーバーツーリズムへの対策として、近自然工法のような自然と調和した整備が行われなくてはならない。観光大国を目指している日本でもsankara hotel&spa 屋久島のようにエコツーリズムを支える活動に、積極的に取り組んでいくべきだろう。

ニューズウィーク日本版 高市早苗研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月4日/11日号(10月28日発売)は「高市早苗研究」特集。課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、利下げは慎重に進める必要 中立金利に接近=

ワールド

フィリピン成長率、第3四半期+4.0%で4年半ぶり

ビジネス

ECB担保評価、気候リスクでの格下げはまれ=ブログ

ワールド

ジャカルタのモスクで爆発、数十人負傷 容疑者は17
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 6
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 9
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 10
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 8
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中