砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべき「一見すると無害」な超・危険生物
Woman Picks Up Shell—Only to Learn It's One of The Deadliest on Earth
1匹で700人分の致死量の毒を持つイモガイ
イモガイは、肉食性の巻貝の一種だ。大きさは様々で、最大で約28cmに達するものもある。恐るべきは、その強力な毒性だ。
「歯舌」と呼ばれる銛のような器官を使い、獲物に毒を注入して麻痺させて殺し、捕らえる。通常は環形動物や他の軟体動物を捕食するが、人も誤って手に取ると刺される可能性がある。
米国立生物工学情報センターの研究によると、1匹のイモガイが持つ毒は最大700人もの致死量になる。実際、人が刺されるケースでは手のひらや指が多い。
ロールズさんは当時、自分が手に持っている生物について何も知らなかったが、イモガイの危険性を知るにつれて、すぐに「恐怖がこみ上げてきた」という。「それを手に持って振っていたことを考え、恐ろしい結果になる可能性があったと認識した。数日間は、自分が刺されたことに気づいていないだけではないかと、とてもおびえていた」
幸いにもロールズさんは刺されておらず、その後は何日経っても何の症状も出なかった。それでも彼女は、危機一髪の恐ろしい経験にひどく動揺した。
ロールズさんの動画を見たTikTokユーザーの多くは、自分も知らずに同じことをしていただろうと、彼女に感謝を示している。ロールズさんは、「この危険性が知られていないことを痛感し、情報を共有したのは正しいことだったと感じた」と述べている。

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