「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
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和田秀樹医師の回答
朝食抜きの子供が学力が低くなりがちで、意欲もあまりないということが問題になり、「早寝、早起き、朝ご飯」というのは、子供の学力向上に必須のものとされています。
最近では、2013年に伊藤忠商事が朝食を社員に無料で提供する取り組みを始めたように、朝ご飯が仕事のパフォーマンスを上げることがかなり浸透してきました。
これは朝と昼のご飯の間は3~4時間、昼と夜の間は6~7時間なのに対して、夜と次の朝の間は12時間くらいあるので、低血糖が起きやすいためと考えられています。
脳の唯一の栄養源はブドウ糖なので、糖質を抜くと脳の働きが悪くなるということです。
実は、これは若い頃の話だけでなく、加齢で血管の壁が厚くなるので、年を取ってからのほうが低血糖の害が大きくなるとされています。
体脂肪が減ることを喜ぶ人も多いのですが、それが免疫力の低下につながると考えられています。だから、統計的にはやや肥満の人がいちばん長生きしているのです。
意欲や脳の働きを維持するためにも、免疫力の老化を防ぐためにも、私は糖質抜きはあまりお勧めできない健康法だと経験的に信じています。
和田秀樹
HIDEKI WADA
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部・東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授。主な著書に『80歳の壁』『「70歳の壁」を乗り越える老けない食べ方』などがある。

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