【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波
株価は長期的な上昇トレンドに
実際、電気設備業界の業績は伸びています。
売上高で業界トップのきんでんは、10月末、今期(2026年3月期)の業績見通しを上方修正しました。売上高7420億円(前期比5%増)、営業利益810億円(同33%増)は、いずれも過去最高の見込みです。データセンターを含む各種工事の受注が増え、資材費や労務費などのコスト増も値上げによる価格転嫁が進み、良好な事業環境が続いています。
関電工やクラフティア<1959>(旧・九電工)などの業界大手も、今期は売上高、営業利益ともに過去最高の業績を見込んでおり、業界全体として事業環境が好転していることがわかります。
きんでんの株価は長期の上昇トレンドが続き、上場来高値の6000円台で推移しています。関電工も5000円付近まで達し、2023年半ばと比較すると株価は5倍に成長しています。純利益から株価の割安さを表す予想PER(株価収益率)は各社とも約20倍前後で、極端な割高感もありません。

電気設備業界は、電力インフラの老朽化や再生エネルギーなどデータセンター以外の案件も豊富です。前述のように過度な競争になりにくい業界構造のため、受注単価の引き上げによる採算の改善も続きそうです。
景気変動の影響に比較的強い内需・好業績銘柄としての側面もあるため、電気設備関連株への投資家の関心はしばらく続きそうです。
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[筆者]
佐々木達也(ささき・たつや)/証券アナリスト、金融ライター
金融機関で債券畑を経験後、証券アナリストとして株式の調査に携わる。市場動向や株式を中心としたリサーチやレポート執筆などを業務としている。ファイナンシャルプランナー資格も取得し、現在はライターとしても活動中。株式個別銘柄、市況など個人向けのテーマを中心にわかりやすさを心がけた記事を執筆。
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