『ブリジット・ジョーンズの日記』9年ぶりの映画最新作!主演のゼルウィガーが語る本作の魅力

Mad About the Girl

2025年4月11日(金)17時01分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)

夫を失った悲しみを乗り越え、母親として女性として前進するブリジットが頼もしい最新作(以下続く写真は最新作より)。親友シャザ(サリー・フィリップス)との友情は健在 UNIVERSAL PICTURES

夫を失った悲しみを乗り越え、母親として女性として前進するブリジットが頼もしい最新作(以下続く写真は最新作より)。親友シャザ(サリー・フィリップス)との友情は健在 UNIVERSAL PICTURES

ロマンチック・コメディーの常として、ブリジットはもちろんセクシーだが、体形はモデル級じゃなく、あくまでも「普通」。恋人は、マーク・ダーシー(コリン・ファース)とダニエル・クリーバー(ヒュー・グラント)の2人。つまり微妙な三角関係だ。

最新作でのブリジットは夫を失い、シングルマザーとして奮闘している。そして息子の担任教師スコット・ウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)や、ずっと年下のロクスター・マクダフ(レオ・ウッドール)と出会う。


映画の公開に先立ち本誌の取材に応じたゼルウィガーは、このキャラクターのことを思うと「頬がピンクに染まり、目が潤んでしまう」と言いつつも、アメリカ人の自分がイギリス女性のブリジットと同一視されるのは「すごく光栄」だと語った。

そんなブリジット・ジョーンズの魅力はどこから来るのか。本誌H・アラン・スコットがゼルウィガーにじっくり話を聞いた。

◇ ◇ ◇

──ロマンチック・コメディーというジャンルにおいて、ブリジット・ジョーンズが特異なキャラクターであることに気付いていた?

これまでに会ったことのない人物ということは認識していた。見たことのない特異な部分と魅力を兼ね備えていた。

──ブリジットに特別な親近感を感じた?

私は彼女の中に自分自身を認めたし、こういうキャラクターを作り上げた(原作者の)ヘレンはすごいと思った。誰もがいろんな経験をし、自分の弱さを知り、自信を失うこともあるけれど、そういうのを通じて成長していく。誰もが「分かるなあ」と言いたくなるような、生身の人間らしさが描かれている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、レバノンにヒズボラ武装解除要請 失敗な

ワールド

AIを国際公共財に、習氏が国際機関構想アピール A

ワールド

トランプ氏、エヌビディアの最先端半導体「中国など他

ビジネス

サハリン2のLNG調達は代替可能、JERAなどの幹
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「今年注目の旅行先」、1位は米ビッグスカイ
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 5
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 6
    筋肉はなぜ「伸ばしながら鍛える」のか?...「関節ト…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 10
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中