最新記事
ファッション

美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分にとんでもないものが...「残酷」「恥を知れ」と炎上

Dress Made With Live Fish Sparks Backlash Online: 'Shameful'

2023年10月13日(金)19時45分
ロビン・ホワイト
水槽に入った魚

@ohsopretty_makeover/Instagram

<モデルが人魚姫のようなドレスをまとう動画に対して、「動物を飾りとして利用する恥ずべきドレス」と批判コメントが殺到>


女性モデルが、風変わりなドレスを着る様子を収めた動画がSNSに投稿され、大きな注目を集めている。問題となっているのは、インスタグラムに投稿された1本の動画。この動画には、上半身に貝殻、下半身にうろこの飾りがついた「人魚姫」のようなドレスをまとったモデルが映っている。人々を驚かせたのは、ドレスのお腹の部分に「水槽」がついており、そこに生きた魚たちが入れられていたことだった。

■【動画】美しい女性モデルがまとった「人魚姫」風ドレス...お腹の部分の「水槽」に批判殺到

動画には、ドレスの着想の源として「マーメイド(人魚)」という説明が添えられている。動画は誰かがドレスの水槽に水と生きた魚を注ぎ込むシーンで始まり、その後、魚が水槽の中を泳ぎ回る様子をアップで捉えた映像、さらにはモデルがカメラに向かってポーズを取る様子を捉えた映像が続く。

動画はインスタグラムで大きな注目を集めたが、全ての人がこの独創的なデザインを気に入った訳ではなかった。反発もかなり大きく、このドレスのデザインは「魚の虐待」にあたると主張する声も多く寄せられた。「残酷で愚かだ! 罪のない動物を虐待するだけなら、このリメイクには何の意味もない!#最低#恥知らず」といった具体だ。

「生き物をファッションに利用するな」

別のユーザーは次のようにコメントした。「あなたの才能と創造力には敬意を表する。でもあなたは、その魚が生きていて感覚を持っていることを忘れている。動物を、魚を、感覚を持つ生き物をそんな風に使ってはならない。窒息させてしまうから。悪気はないのだろうけど、やめて欲しい。これは残酷で、間違っていて、不当で悪いことだから」

「水槽ドレス」にはほかにも、「動物に構うな」「何にでも動物を使うのをやめろ」「そんな小さな空間にそんなにたくさんの魚を入れちゃ駄目。彼らにはちゃんとした酸素が必要だ」「ほかの生き物に迷惑をかけるな」「動物を楽しみやファッションに利用しないで。あなたの所有物じゃない。嫌がらせはやめるべき」といったコメントが寄せられた。

一方で、デザイナーを擁護する声も幾つかあった。「調査によれば、60%の人が魚や鶏肉などの肉類を食べているのに、ここで魚の安全性を問うなんておかしくない?」「みんな魚が死んじゃうって言うけど、みんなだって魚を食べているでしょ」といった具合だ。

あるユーザーは、ドレスのデザインは素晴らしいが、それでも動物を使うのは間違っているとして、次のようにコメントした。「デザイナーの才能が評価されていないと不満を言う人に言いたい。確かにこのドレスはとても可愛い。問題は魚が(意図的に)残酷に扱われていること。これは本当に間違っているし、だから大勢の人が失望を表明している(それは妥当な反応だと思う)」


ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ紛争は26年に終結、ロシア人の過半数が想

ワールド

米大使召喚は中ロの影響力拡大許す、民主議員がトラン

ワールド

ハマスが停戦違反と非難、ネタニヤフ首相 報復表明

ビジネス

ナイキ株5%高、アップルCEOが約300万ドル相当
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 8
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 9
    【投資信託】オルカンだけでいいの? 2025年の人気ラ…
  • 10
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 7
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 10
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中