最新記事
歌手

米人気歌手、戴冠記念コンサートで「歌声ひどすぎ」と酷評される 往年のファンはショック隠せず

2023年5月12日(金)14時25分
千歳香奈子
ライオネル・リッチー

ライオネル・リッチー(2019年1月、ロサンゼルス) Kathy Hutchins-shutterstock

<70年代のヒット曲『Easy』と80年代に全米No.1ヒットとなった『All Night Long』を披露するも「別人」「誰かが変装しているに違いない」とまで言われる始末>

【動画】「バーでのカラオケ」とまでこき下ろされたライオネル・リッチーの歌声

6日に英ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたチャールズ国王の戴冠式の翌日、ウィンザー城内で2万人の観客を動員して盛大な祝賀コンサートが開催された。

チャールズ国王夫妻をはじめ、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、ジョージ王子、シャーロット王女ら王室メンバーも出席し、ケイティ・ペリーやライオネル・リッチー、英ポップグループ「テイク・ザット」らがステージで熱いパフォーマンスを繰り広げた。

国王が立ち上げた慈善団体ブリティッシュ・アジアン・トラストのアンバサダーを務めるケイティは、代表曲『Firework』と『Roar』を熱唱。シャーロット王女が一緒に歌う姿もキャッチされ、会場を沸かせた。

一方、オーディション番組『アメリカン・アイドル』で共演するライオネルも、70年代のヒット曲『Easy』と80年代に全米No.1ヒットとなった『All Night Long』を披露し、チャールズ国王やジョージ王子とシャーロット王女が音楽に合わせて国旗を振りながらノリノリで体を揺らす姿が見られた。

「歌声がひどすぎる」「声が違う」と酷評の嵐

招待客と抽選で選ばれた一般の観客が、ロイヤルボックス席の王室メンバーと一体となって国王の新たな門出を祝福する歴史的なコンサートとなったが、ネットでは会場の盛り上がりとは裏腹に「ライオネル・リッチーの歌声がひどすぎる」「声が違う」「別人」と炎上する事態となった。

あるユーザーは『セサミストリート』に登場するカエルのマペット「カーミット」の声みたいと書き込み、別のユーザーも「バーでカラオケを歌っている人のよう」と酷評。「こんにちは、ロンドン警視庁さん。殺人犯の通報があります。彼の名前はライオネル・リッチーで、被害者は彼自身の曲です」と皮肉るツイートまである。また、「誰かがライオネル・リッチーに変装しているに違いない」「エルトン・ジョンに取り憑かれたみたい」とショックを隠せないファンもいた。

ライオネルは最近になって90年代に謎の喉の病気で4度手術を受けたことを明かし、キャリアを失う可能性を乗り越えた過去を告白している。あるユーザーは、「過去2度コンサートを観たことがあるが、彼は素晴らしいショーマンだ」と擁護。「メインマイクの音がひどい」「クルーズ船のコンサートみたいで、衝撃的だ」と、音響システムの悪さを指摘する声もある。

ヘルスケア
腸内環境の解析技術「PMAS」で、「健康寿命の延伸」につなげる...日韓タッグで健康づくりに革命を
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アルミに供給不安、アフリカ製錬所が来年操業休止 欧

ビジネス

川崎重社長、防衛事業の売上高見通し上振れ 高市政権

ワールド

インド中銀総裁「低金利は長期間続く」=FT

ビジネス

シャドーバンキング、世界金融資産の51% 従来型の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 7
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 6
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 7
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 8
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中