最新記事
メットガラ

まさかのセレブ扱い...招待状なしでメットガラ闖入のゴキブリに「ベストドレッサー」と推す声まで

2023年5月9日(火)16時45分
千歳香奈子
カイリー・ジェンナー

艶やかなドレスで登場したカイリー・ジェンナー。この階段にゴキブリが…(5月1日、ニューヨーク) Andrew Kelly-REUTERS

<豪華セレブたちに負けず劣らず目立った「小さなゲスト」だったが、最後は悲しいことに──>

【動画】メットガラ会場を沸かせたゴキブリと、この上なく丁寧に撮影するカメラマン

5月1日にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたファッションの祭典「メットガラ」のレッドカーペットに、招待状を持たない小さなゲストがサプライズ登場してこの日一番の注目を浴びる珍事が起きた。

今年のテーマは2019年に他界したデザイナーのカール・ラガーフェルド。カールに敬意を表すドレスコードに合わせた渾身のスタイルで登場したセレブたちが、カメラのフラッシュを一身に浴びてポーズを取るレッドカーペットに現れたのは、一匹の巨大なゴキブリだった。

ゴキブリを追いかけるカメラマン

毎年5月の第一月曜日に開催されるメットガラは、主催する米ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンターによる完全招待制で、参加チケットは1人5万ドルとも伝えられている。そんな本物のセレブだけが入れる会場に見事侵入を果たし、堂々とレッドカーペットを歩いたゴキブリを取材陣はセレブとして扱い、SNSでその様子をレポートした。

米バラエティ誌は、「一匹のゴキブリがメットガラに登場」とキャプションを添え、レッドカーペットの上を這う姿を撮影した動画を投稿。動画には、レッドカーペット上にいるカメラマンに向かって「写真を撮れ!」と叫ぶ男性の声が入っており、「オーマイゴッド(なんてことだ)」と歓声を浴びながら階段に向かうゴキブリをカメラマンが追いかけて撮影している様子が映っている。

その後も続報として、カメラに収められたゴキブリと撮影したカメラマンが満面の笑みを浮かべる写真も投稿。最後は、「とても悲しいことにゴキブリが踏まれてしまったことを報告しなければならない」と訃報を知らせるツイートまでしている。セレブが一堂に会するパーティー会場にたどり着くことができなかったゴキブリに、「悲劇的」「RIP(Rest in Pease=冥福をお祈りします)」「早すぎる。事態を処理するのに時間が必要」「ゴキブリに正義を」と多くの追悼メッセージが寄せられた。

「ベストドレッサー」との声も

英BBCも、「ゴキブリがメットガラ2023に侵入──さらに見逃せない瞬間」とキャプションを添え、リアーナやセリーナ・ウィリアムズ、カールの愛猫シュペットにオマージュを捧げたリル・ナズ・Xら豪華絢爛なセレブと共に今年のハイライトシーンとしてゴキブリ登場をツイートしている。

残念ながら本物のセレブと遭遇し、ツーショットをゲットすることはできなかったものの、「他のどの人より着こなしが良い」「ベストドレッサーはゴキブリに」との声まで上がって今年のメットガラを盛り上げた。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは159円後半で小幅安、日銀総裁会見

ワールド

国際海事機関、船員救出へ安全回廊提案 ペルシャ湾で

ワールド

スペイン首相、中東紛争でもウクライナ支援「不変」 

ビジネス

BMW、次世代EV「i3」発表 中国市場の価格安定
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 3
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 4
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 5
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 10
    観客が撮影...ティモシー・シャラメが「アカデミー賞…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中