最新記事
映画俳優

大物スターとの自撮りを大量投稿... 助演男優賞キー・ホイ・クァン、「セレブの自覚なさすぎ」と話題に

2023年3月22日(水)18時40分
千歳香奈子
キー・ホイ・クァン

第95回アカデミー賞で助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァン(3月12日、ロサンゼルス) Mario Anzuoni-REUTERS

<映画『エブエブ』で再ブレイクを果たしたキー・ホイ・クァン。アカデミー賞の季節が終わり、彼の大物俳優たちとの記念写真がインスタ上で見られなくなることを寂しがるユーザーが続出>

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下エブエブ)での演技が評価され、アカデミー賞を始め、全米俳優組合(SAG)賞、ゴールデングローブ賞、全米映画批評家協会賞など今年の賞レースを席巻したキー・ホイ・クァン。

昨年から計80近い賞を受賞しているキー・ホイは、賞レース中に遭遇した大物スターたちとの記念写真をSNSに大量投稿しており、アカデミー賞が終わったことで「心温まる写真が見られなくなるのは寂しい」とロスを感じる人が続出している。

スターたちとの自撮りは「甥にとってのポケモンカード」と同じ

ブラッド・ピット、ベン・スティラー、マーゴット・ロビー、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ......キー・ホイのインスタグラムに登場する豪華な顔ぶれを見れば、彼がいかに昨年から今年にかけてハリウッドを席巻したのか分かる。昨年10月にアカデミー映画博物館で行われたガラでティルダ・スウィントンと撮影したツーショットを皮切りにオスカー像を手に授賞式の司会を務めたジミー・キンメルのトーク番組に出演した際の写真まで、そうそうたるセレブとの自撮りが収められている。

アカデミー賞にノミネートされた候補者たちが一堂に会する昼食会では、『トップガン マーヴェリック』を大ヒットさせたトム・クルーズと人差し指を重ね合わせるポーズを披露。その数週間後には、英国アカデミー賞授賞式でアリアナ・デボーズやジュリアン・ムーア、ジェイミー・フォックスらと記念撮影している。

【写真】トム・クルーズと人差し指を重ねて笑顔のツーショット

もちろん子役としてデビューした1984年公開の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で監督を務めたスティーブン・スピルバーグ監督と笑顔で抱き合う微笑ましい写真もあり、アカデミー賞授賞式での抱擁が話題になったハリソン・フォードとの自撮りも披露している。

スターたちとの自撮りはもはや趣味のコレクションと化しており、「ポケモンカードを集めるのが大好きな甥がいますが、私は?セレブたちとの自撮りを集めることができてとても嬉しい」と綴っている。

『グーニーズ』(85年)で4人組の少年の一人を演じて日本でも人気を博したキー・ホイだが、当時のハリウッドではアジア系の役が少なかったため俳優を続けることが難しく、裏方に転身。武道の経験があったことからアクションシーンの振付師としてキャリアを積むも、演技を諦めきれず『エブエブ』で約30年ぶりに俳優に再挑戦。

作品が口コミで話題になると、ベトナム戦争の混乱から逃れてたどり着いた米国で人気子役になった生い立ちなどがクローズアップされ、感動的なカムバックを後押しした。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アマゾン第1四半期、クラウド事業の売上高伸びが予想

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、円は日銀の見通し引き下げ受

ワールド

トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官解任し国連大使に指

ビジネス

米マスターカード、1─3月期増収確保 トランプ関税
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中