「萌え萌えきゅん」は日本アニメ好きな韓国に定着するか? ソウルにメイドカフェがオープン
「萌え萌えきゅん」が話題になっていた
実は韓国で日本型のメイドカフェがオープンしたのは今回が初めてではない。これまでにもいくつかの店舗がオープンしたが、その多くはすでに廃業しているという。
それでも今回ソウルにオープンしたメイドカフェが話題になっているのには理由がある。今、韓国で人気のユーチューバー「タナカ」の存在だ。
「タナカ」は20年前に流行したヘアスタイルやファッションが特徴の日本人ホスト「タナカ・ユキオ」というコンセプトのユーチューバーだ。彼の本当の正体は韓国のお笑いタレント、キム・ギョンウクなのだが、ユーチューバー「タナカ」として4年間活動してきたことが徐々に浸透して、今ではテレビやラジオにも引っ張りだこになっている。
そんな彼のトレードマークとなっているのがメイドカフェでおなじみのフレーズ「おいしくなーれ、おいしくなーれ、萌え萌えきゅん」だ。人気ガールズグループIVEのウォニョンがマネをするなど、今やメイドカフェで使われる言葉が韓国で浸透しつつあるタイミングだったのだ。
今年に入って韓国の映画界では『THE FIRST SLAM DUNK』をはじめとした日本のアニメ映画がランキング上位を独占するなど、日本のアニメ文化は韓国で広く受け入れられている。その延長線にあるとも言える日本型のメイドカフェが、韓国で根付くかどうか、今後が注目される。