最新記事

韓国社会

「萌え萌えきゅん」は日本アニメ好きな韓国に定着するか? ソウルにメイドカフェがオープン

2023年3月16日(木)18時35分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

「萌え萌えきゅん」が話題になっていた

実は韓国で日本型のメイドカフェがオープンしたのは今回が初めてではない。これまでにもいくつかの店舗がオープンしたが、その多くはすでに廃業しているという。

それでも今回ソウルにオープンしたメイドカフェが話題になっているのには理由がある。今、韓国で人気のユーチューバー「タナカ」の存在だ。

「タナカ」は20年前に流行したヘアスタイルやファッションが特徴の日本人ホスト「タナカ・ユキオ」というコンセプトのユーチューバーだ。彼の本当の正体は韓国のお笑いタレント、キム・ギョンウクなのだが、ユーチューバー「タナカ」として4年間活動してきたことが徐々に浸透して、今ではテレビやラジオにも引っ張りだこになっている。

そんな彼のトレードマークとなっているのがメイドカフェでおなじみのフレーズ「おいしくなーれ、おいしくなーれ、萌え萌えきゅん」だ。人気ガールズグループIVEのウォニョンがマネをするなど、今やメイドカフェで使われる言葉が韓国で浸透しつつあるタイミングだったのだ。

今年に入って韓国の映画界では『THE FIRST SLAM DUNK』をはじめとした日本のアニメ映画がランキング上位を独占するなど、日本のアニメ文化は韓国で広く受け入れられている。その延長線にあるとも言える日本型のメイドカフェが、韓国で根付くかどうか、今後が注目される。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

利上げの可能性、物価上昇継続なら「非常に高い」=日

ワールド

アングル:ホームレス化の危機にAIが救いの手、米自

ワールド

アングル:印総選挙、LGBTQ活動家は失望 同性婚

ワールド

北朝鮮、黄海でミサイル発射実験=KCNA
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32、経済状況が悪くないのに深刻さを増す背景

  • 4

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 7

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 8

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中