「今やK-POPはマイナス成長」BTS擁するHYBEのバン・シヒョク 気になるBTSカムバックは?
HYBEらしい革新的な事業に投資へ
「買収費用は、外部から見たときは数字だけ見えるが、買収をする立場では有形・無形の費用がさらに大きく感じられる。企業の統合過程では数多くの時間と努力というリソース、社員たちの感情的な労働も必要となる。これまで甘受し、買収するのはHYBEらしくないと思った。ロードマップ通り、グローバルな事業、革新的な事業に投資する方へ進もうという結論を下した」
こうした決定に至るまで、持株を買収をしたSMの創業者イ・スマン前総括プロデューサーには説明をしなかったという。
「Kakaoと合意が終わって、イ・スマン氏になぜこのような選択をしたのかについて詳細に説明した。特別に感情を露わにはしなかったが、ありのままに申し上げますと、『勝つことができるのに、なぜやめてんだ?』とは言われた。失望しても(音楽家として)後輩である私の前では失望したと言わないようだ」
Kakaoとの協業の中身は?
K-POP界のみならず韓国の株式市場をも巻き込んだ今回の買収合戦でバン・シヒョク議長は何を得たのだろうか?
「K-POPはSMなしには生まれることはなかったと思う。今回HYBEが買収に関わったことで、問題になっていたSMのガバナンス改善に貢献できたという点に、価値を感じている。(保有中のSM持分株約15.8%については)現在、買収関連チームに休暇を与えており、もうすぐ彼らが復帰するので、そのときに議論を通じて決定する。最もHYBEな選択をしなければならないだろう。合理的に道理に合った選択をしようとしている」
一方で買収中止を発表した際に挙げられたKakaoとの協業についてはほとんど語られることはなかった。
「まだ申し上げることができる状況ではない。早期に実質的協力になるように準備しており、皆さんにお見せする」