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ホワイトカラーの62%が「ブルーカラーに転職」を検討...AIで激変の雇用市場、収入減の「落とし穴」に注意?

White-Collar Workers Want to Switch to the Trades: Report

2025年10月15日(水)19時10分
スザンヌ・ブレイク

「その結果、常に人手が求められ、場合によっては長期的により高い収入が得られるブルーカラー職に、改めて関心を寄せる人が増えているのだ」

「9iキャピタル・グループ(9i Capital Group)」のCEOで、ポッドキャスト番組「ナイニングス(9innings)」のホストを務めるケヴィン・トンプソン(Kevin Thompson)氏は、本誌の取材にこう語っている。

「労働市場は本質的に循環的なもので、これは単純な需要と供給の結果だ。長年にわたり、ホワイトカラー職の賃金は技能職を上回ってきたため、労働力は技能職から離れていった。しかし今、技能職の人材不足が深刻化し、賃金が大幅に上昇している。そのため、これらの分野に再び関心が集まっている」

パワーズ氏もこう指摘する。「見落とされがちなのは、私たちがかつて農場や工場を離れた理由だ。これらは肉体的に負担の大きい仕事だった。Z世代にとっても、老後まで続けるのは難しい職業だろう。グレイテスト・ジェネレーション(第二次世界大戦を経験した世代)は工場で30年働き、50代前半から半ばで退職し、生涯医療保障と年金を受け、やがてメディケアや社会保障も得ることができた」

「しかし、いまやそのような状況は存在しない。年金はほぼ消え、生涯医療保障も失われた。社会保障制度も崩壊の危機にある。Z世代は老後を迎える前に体力が尽きる可能性があり、この現実を踏まえてキャリア転換を考える必要がある」

金融専門家で「マイケル・ライアン・マネー(MichaelRyanMoney.com)」の創設者、マイケル・ライアン(Michael Ryan)氏はこう述べている。

「人手不足は価格交渉力を生む。5人の電気技師が引退し、2人しか新しく入ってこない状況では、MBAの知識がなくてもどちらに交渉力があるかは明らかだ」

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