「三方よし」は八方美人ではない...ハーバード大教授が示す、伊藤忠から学ぶべき3つのポイント

伊藤忠の掲げる「三方よし」はハーバードからも注目されている Courtesy of ITOCHU Corporation
<伊藤忠商事が掲げる「売り手」「買い手」「世間」間の信頼関係をベースに商売を構築する「三方よし」。この企業理念がこれほどの威力を持つ理由とは>
現在、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイによる株式取得をきっかけに、日本独自のビジネス形態である総合商社が米ハーバード・ビジネススクール(ハーバード大学経営大学院)で注目を集めている。そのうちサンドラ・サッチャー教授が高く評価するのが、「三方よし」を掲げる伊藤忠商事だ。
伊藤忠商事から学ぶべきことは何か。作家・コンサルタントの佐藤智恵が話を聞いた。
江戸時代の近江商人の知恵に端を発し、「売り手」「買い手」「世間(社会)」間の信頼関係をベースに商売を構築していくことを提唱する「三方よし」は、信じられないほど賢明な考え方だと思います。この理念を守ってきたからこそ、伊藤忠グループは160年以上にわたって存続し、成長し続けてきたのでしょう。
なぜ、この企業理念がこれほどの威力を持つのか。その理由は、社員の発想に柔軟性をもたらす点にあると思います。
伊藤忠グループの社員は「三方よし」を実現できるのであれば、どんなビジネスでも創出することが可能です。社員は多種多様なビジネスをどんどん生み出し、会社側は社員のアイデアを実現するシステムやプロセスを構築し、「信頼」を核とした経営を強化してきました。
この企業理念をぜひハーバード・ビジネススクールの授業でも教えたいと思い、執筆したのが『売り手よし、買い手よし、世間よし:伊藤忠商事における三方よし及びサステナビリティと信頼(Good for the Seller, Good for the Buyer and Good for Society: Sampo-yoshi, Sustainability and Trust at ITOCHU)』です。
この教材(ケース)を執筆するために伊藤忠商事の東京本社を訪問しましたが、最も印象的だったのがITOCHU SDGs STUDIO(東京・港区)の「こどもの視点カフェ」です。そこで初めて「三方よし」経営の本質が、気候変動問題に取り組むとか、サプライチェーンを再構築するといったことにとどまらず、「他者の視点を大切にして、他者から学ぶこと」であることを実感しました。
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