テスラに2.43億ドルの賠償命令、死傷事故で「オートパイロット」を巡り米連邦陪審

米フロリダ州の連邦裁判所の陪審は1日、電気自動車(EV)大手テスラの運転支援システムを搭載した車両が絡む死傷事故を巡り、被害者側に2億4300万ドルを支払うようテスラに命じた。写真はテスラのロゴ。7月に撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
米フロリダ州の連邦裁判所の陪審は1日、電気自動車(EV)大手テスラの運転支援システムを搭載した車両が絡む死傷事故を巡り、被害者側に2億4300万ドルを支払うようテスラに命じた。
同社の運転支援システム「オートパイロット」を巡る訴訟で被害者側が勝訴するのは異例。今後テスラに対する同様の訴訟が増える可能性がある。
テスラは、高度な運転支援システムを使った自動運転タクシーのサービスを開始したばかり。
賠償額には補償的損害賠償(1億2900万ドル)と懲罰的損害賠償(2億ドル)が含まれる。補償的損害賠償のうち33%(4260万ドル)はテスラに、67%は運転手に支払い義務があるとされた。運転手は今回の訴訟の被告ではないため、支払い義務はない。
原告の弁護士は「テスラはオートパイロットを自動車専用道路向けに設計したが、ドライバーが他の場所で使用することを意図的に制限しなかった。加えて、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はオートパイロットが人間よりもうまく運転できると世界に語っていた」と述べた。
テスラは控訴する方針を表明。「今日の評決は誤りであり、自動車の安全性を後退させ、命を救う技術の開発・導入に向けたテスラと業界全体の取り組みを危険にさらすだけだ」と述べた。
事故は2019年4月に発生。テスラの「モデルS」が交差点に時速約100キロで進入し、駐車していた別の車に衝突。車外に立っていた女性1人が死亡、男性1人が重傷を負った。
運転手は携帯電話を床に落とし、拾おうとしていた。被害者の車に衝突するまで、一時停止標識と信号を無視したが、警告は受けなかったという。


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