最新記事
航空

米航空会社、プレミアムシートに注力「年収10万ドル以上の米国の家計の財政状況は健全」

2025年7月27日(日)16時32分
ニューヨークのJFK空港に駐機中のデルタ機

7月18日、米国の航空会社は、収益を拡大し景気変動による影響を小さくとどめるため、新型コロナ禍後にビジネスクラスなどプレミアムシートへの投資をさらに増やした。写真はニューヨークのJFK空港に駐機中のデルタ機。4月撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)

米国の航空会社は、収益を拡大し景気変動による影響を小さくとどめるため、新型コロナ禍後にビジネスクラスなどプレミアムシートへの投資をさらに増やした。

この戦略は奏功しており、旅行需要全般が落ち込む中でもプレミアムシートを提供する航空会社の利ざやは堅調を保っている。価格に敏感な顧客の支出が減った分を、富裕層の力強い需要が相殺している形だ。

デルタ航空は10日、第2・四半期にプレミアムシートの売上高が前年同期比5%増えたのに対し、エコノミークラスは5%減ったと発表した。10%ポイントという両者の差は新型コロナ禍以降で最大。プレミアムシートの増収が貢献し、第2・四半期の利ざやは2桁台を達成した。

ユナイテッド航空も第2・四半期、旅客収入全体が1.1%増にとどまったのに対し、プレミアムシートの収入は5.6%も増え、業績を支えた。

トランプ米大統領の関税措置による景気後退懸念が広がり、旅客機予約が打撃を被った第1・四半期にも同様の傾向が見られていた。 

プレミアムシートの堅調な需要について航空業界幹部らは、航空旅行支出の75%を占める年収10万ドル以上の米国の家計の財政状況が健全だからだと説明している。

デルタ航空のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は10日、「わが社の中核的顧客は健全な状態にあり、引き続き旅行を優先している」と述べた。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ウニクレディトの買収提案額は「極めて低い」=コメル

ビジネス

午前の日経平均は反発、一時1200円超高 米株高と

ビジネス

GMとLGエナジー、米EV電池工場をエネルギー貯蔵

ワールド

アングル:トランプ氏の訪中延期、米中貿易休戦に影も
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 10
    戦争反対から一変...湾岸諸国が望む「イランの脅威」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中