コメ譲歩に慎重論、自動車関税は不透明...日米2回目の交渉へ
専門家の間には、6月にカナダで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)で石破首相とトランプ大統領が会談し、合意を発表すると予想する向きもある。7月の参院選を前に日本側が譲歩するのは政治的なリスクが大きいとの見方もある。
「米国が手の内を明かすのを待つ、というのが日本の戦略だろう。時間よりも内容を優先する可能性が高い」と日本の情勢について投資家に助言するロールシャッハ・アドバイザリーのジョセフ・クラフト代表は話す。「トランプ大統領は内容よりも時間を優先するだろう」と語る。
ロイターは米通商代表部(USTR)に日本との交渉についてコメントを求めたが、報道官は回答を控えた。ホワイトハウスと日本の外務省にもコメントを求めたが、返答を得られてない。
赤沢経済再生相はトランプ大統領に渡した「ミャクミャク」の貯金箱について、万博への招待の意味で贈ったと説明した。万博の公式ホームページによると、貯金箱の原産国は中国。商品を取り扱うヘソプロダクション(大阪市)も、中国製であることを確認した。
(竹本能文、John Geddie、Trevor Hunnicutt、Nathan Layne、杉山健太郎 編集:久保信博)


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