G7、移民密輸対策で制裁検討 犯罪者標的=草案文書

主要7カ国(G7)首脳が、1年前に合意した移民の不法な移送の防止と対処を巡るコミットメントを再確認し、関与が疑われる犯罪者を標的にした制裁措置の活用を検討することが16日、分かった。カナダ・アルバータ州で9日撮影(2025年 ロイター/Todd Korol)
[ カナナスキス(加アルバータ州) 16日 ロイター] - 主要7カ国(G7)首脳が、1年前に合意した移民の不法な移送の防止と対処を巡るコミットメントを再確認し、関与が疑われる犯罪者を標的にした制裁措置の活用を検討することが16日、分かった。
カナダ西部アルバータ州のカナナスキスで開かれているG7首脳会議では、合意に向けて7つの文書を準備。その1つが移民対策に関するもので、ロイターは草案文書を入手した。
草案文書は「移民の密輸はマネーロンダリング(資金洗浄)、汚職、人身売買、薬物取引など、われわれのコミュニティの安全を脅かす重大な犯罪行為と関連していることが多い」と記述。それぞれの国の法制度との整合性を保ちながら「関与する犯罪者を対象とした制裁措置の潜在的活用を検討する」としている。