最新記事
BOOKS

もしもワニに襲われたらどうすればいい? 究極のサバイバルを学ぶ超・実用書

2023年4月6日(木)18時02分
flier編集部

「地頭力」を鍛える事例とトレーニング

230404fl_bpc04.jpg

今すぐできて、一生役立つ 地頭力のはじめ方
 著者:細谷功
 出版社:大和書房
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

スマホやAIが爆発的に普及した現在。自分で能動的に考える力=「地頭力」の重要性は、逆に増していると言えるかもしれません。

本書には、気軽に地頭力を鍛えられる事例やトレーニングがたくさん紹介されています。

たとえば、会社の上司や部下にメールを送るとき。一生懸命考えたメールを相手が全く読んでおらず、「ちゃんと伝えたでしょ!」といらだった経験はありませんか?

著者の細谷功さんは、こういう時に大切なのは「向こう側から」考えることだと言います。何も考えず自分主体で行動するのではなく、様々な人からメールが送られてくる相手側に立ち、「伝わっていれば儲けもの」のスタンスで意思を伝えていくことが、コミュニケーションを円滑に進め、考える力を育てることにつながるのです。

「今すぐ、どんな環境でもはじめられる手軽さ」ながら、「仕事にも人間関係にも役立つ一生ものの考え方」が身につけられる一冊。本書を片手に、今日の仕事から、今日のメールから、地頭力を鍛えてみましょう!

大和書房 編集部 出来幸介

よい会話を生み出す「よい聞き手」とは

230404fl_bpc05.jpg

人の話は、ただ聞けばいい
 著者:石川有生
 出版社:自由国民社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

仕事で相談されたときに「○○すればいいよ」「○○した方がいいのでは」とすぐ解決策をだしていませんか? もちろんビジネスの課題を解決するためには即レスは必要でしょう。

しかし、部下や同僚が家庭の悩みやプライベートの悩みなどを相談してきたときは解決策を話すのではなく、ただ悩みを聞いてあげてください。悩みをすべて打ち明け、「それは大変だね」と共感されることで人は心がすっきりすることが増えます。

確かに仕事仲間と深くコミュニケーションをとるためには話し方を磨くことは大切です。しかし、よい会話はよい聞き手がいるからこそ生まれるのも事実。そして、よい聞き手は発話者が話しやすいように、質問をしたり、うなずいたりします。もちろんその他にもたくさんのコツを心得ているでしょう。

本書では、上記のようなよい聞き役になるメソッドを、年間500人ほどの人の悩みを聞いている牧師が詳しく紹介します。人間関係をホットなものにしたいというビジネスパーソン必読の1冊です。

自由国民社編集部・三田智朗

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

経済の不確実性高い、リスク下向き=フィンランド中銀

ワールド

米財務長官、関税巡る最高裁口頭弁論を傍聴へ トラン

ワールド

米国防長官、在韓米軍の「柔軟性」検討へ 米韓同盟で

ビジネス

ノルウェー政府系ファンド、マスク氏の1兆ドル報酬案
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中