書籍の「作り手」である出版社の担当者たちが、いま読者にイチオシする本(23年2月)
期待より、希望を持とう。
『期待より、希望を持とう。』
著者:中谷彰宏
出版社:自由国民社
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新型コロナウイルスの蔓延、ウクライナショック、円安ショックなど、
われわれの外部環境は激変し、不安感を持つ方も多いのではないでしょうか?
負の感情はとくに人心に残りやすく、影響をあたえます。
そんな時、どうすればわれわれは前に進むことができるのか、
中谷彰宏先生が不安に打ち勝つ重要な考えをドリル形式で表現してくれました。
この冬、1日1ページずつめくっていき、楽しんでください。
言葉の強さ・温かさを感じて、新しい年を期待をもって過ごしましょう。
(自由国民社編集部・三田智朗)
大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら
『大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。』
著者:高橋勅徳
出版社:クロスメディア・パブリッシング
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
20〜30代の男女の約3割が、マッチングアプリで出会いを求めていると言われる昨今。そんなマッチングアプリですが、その仕組みには、ビジネスの教養がたくさん詰まっているのでした。
言ってしまえば、婚活&マッチングアプリは、自らを「価値のある商品」として売り込む行為。その攻略にマーケティングや経営戦略的な思考が必要なのは必然かもしれません。
たとえば、アプリ上のあなたのプロフィール、それは商品のランディングページのようなもの。あなたのプロフィールは「カートに入れる(いいねをもらう)」に値する内容になっているでしょうか? どういった情報を盛り込むべきか、これにはマーケティング的な視点が重要になります。
本書では、東京都立大学で経営学を専門に研究されている高橋勅徳(たかはし・みさのり)准教授が、実際にフィールドワークとしてマッチングアプリに挑戦し、そこに内包されたビジネス教養をわかりやすく解説しています。ジャンルとしては、マーケティングから行動経済学、経営戦略、社会学まで幅広くカバーしました。
アプリを通じてビジネス教養を学んでいると思いきや、婚活の攻略法も手に入る。そんな一石二鳥(一冊二鳥?)な本書をぜひ読んでみてください。
(クロスメディア・パブリッシング編集部 山本豊和)