独ZEW景気期待指数、12月は45.8に上昇 予想上回る
フランクフルトの金融街、2019年撮影。 REUTERS/Kai Pfaffenbach
Maria Martinez
[ベルリン 16日 ロイター] - 欧州経済センター(ZEW)が16日発表した12月のドイツ景気期待指数は45.8と、市場予想を上回って改善した。先行きに対する見方が好転している。
ロイターがまとめた市場予想は38.7、前月は38.5だった。
ZEWのワムバッハ所長は「3年にわたる経済停滞を経て、回復の可能性が高まっており、それがセンチメントに表れている」と指摘。拡張的な財政政策がドイツ経済に新たな勢いを与えると述べた。
ドイツ政府は、国防とインフラを対象とした公共支出の大幅増を承認した。VP銀行のチーフエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は、特別インフラ基金は来年、迅速かつ的を絞った形で実施する必要があると指摘。「もし実現すれば、ドイツ経済のより広い範囲に影響を及ぼす乗数効果が生じる可能性がある」と述べた。
一方、現況指数は、前月のマイナス78.7からマイナス81.0へ低下。ワムバッハ氏は「回復は依然として脆弱だ」とし、貿易摩擦や地政学的緊張、投資の低迷を挙げた。
ハウク・アウフハウザー・ランペのチーフエコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は、現況指数が再び悪化したことは憂慮すべきと指摘。
パンテオン・マクロエコノミクスの欧州シニアエコノミスト、メラニー・デボノ氏は、第4・四半期の月次データは今のところ良好で、16日に発表された総合PMIなども第4四半期の国内総生産(GDP)改善を示唆していると述べた。同社はドイツGDPが第4・四半期に上昇し、今後数四半期で加速すると予想、政府の財政計画実行を想定すると、来年のリスクは上振れに傾いているという。





