最新記事

キャリア

「やりたい仕事」はライトに考えていい...目標と適職が、自然と分かってくる方法

2023年1月13日(金)17時38分
flier編集部
強み発掘コンサルタントの土谷愛さん

土谷愛さん(flier提供)

<誰もが使える最強の自己分析メソッドを『適職の地図』にまとめた土谷愛さんが語る「やりたいこと迷子」からの抜け出し方>

「好きを仕事にしよう」
「強みを活かして働くのが大事」

正論だけど、こういわれてモヤモヤしたことはありませんか。やりたいことも強みも自分ではわからない。そもそも自信がない。そんな悩みを解決し、ゲームのように楽しく「強み」を見つけ、理想の未来のためのアクションプランをたてられるのが、『適職の地図』(かんき出版)です。

本書の著者であり、強み発掘コンサルタントの土谷愛さんに、「適職の地図」で理想の未来を叶える方法をお聞きします。

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

◇ ◇ ◇


キャリアの選択肢とともに増える、「やりたいこと迷子」

──『適職の地図』はどんな方に向けて書かれた一冊ですか。

主に2種類の読者を想定していました。まずは、自分のやりたいことがわからない方。そして、転職や副業、起業などに興味があるけれど自分の強みがわからず、一歩を踏み出す自信をもてない方です。

この数年で副業やリモートワークが広がり、働き方も多様化してきました。また、SNSで影響力をもち広告収益を得るインフルエンサーもいるように、仕事の選択肢は確実に広がっています。

とはいえ、いざ自由に働き方を選べるといわれても、やりたいことや強みがわからない方はたくさんいます。それもそのはず、私たちは学生の頃に客観的な自己分析の方法を学ばずに、「なんとなく」進学先や就職先を決めてしまうことが多いからです。

そうしたなかで、「やりたいことがわからない」「挑戦するのが怖い」と不安を抱えている方がいます。かつての私自身もそうでした。「やりたいこと迷子」の大人が、大切にしたい価値観や強みに気づいて、一歩踏み出せるようにと願って、本書を執筆しました。

230111fl_tta01.jpg

適職の地図
 著者:土谷愛
 出版社:かんき出版
 要約を読む

やりたいことはもっとライトでいい

──「やりたいこと迷子」の大人が多い理由は何だとお考えですか。

世の中で、「適職」や「やりたいこと」のハードルが高くなっているからではないかと思います。やりたいことというと、1つに絞って継続すべきとか、人に誇れるものでなければならないと思いがち。本来やりたいことは大きな夢だけでなくていいし、途中で変わってもかまわない。大きな夢にすべきだと自分を縛っていると、「やりたいこと探し」から抜け出せなくてなってしまいます。

やりたいことはもっとライトでいい。それを叶えていくなかで、自分への信頼がたまっていき、少しずつ大きな目標を描けるようになると思います。

『適職の地図』では、適職を「理想の人生を叶える仕事」、やりたいことを「理想の未来を実現するための手段」とだけ定義して、あとはなんでもOKとしています。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、6月利下げが適切 以後は慎重に判断─シュナ

ビジネス

中国4月鉱工業生産、予想以上に加速 小売売上高は減

ワールド

訂正-ポーランドのトゥスク首相脅迫か、Xに投稿 当

ビジネス

午前の日経平均は反落、前日の反動や米株安で
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 3

    羽田空港衝突事故で「日航の奇跡」を可能にした、奇跡とは程遠い偉業

  • 4

    存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、…

  • 5

    老化した脳、わずか半年の有酸素運動で若返る=「脳…

  • 6

    アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃の…

  • 7

    共同親権法制を実施するうえでの2つの留意点

  • 8

    半分しか当たらない北朝鮮ミサイル、ロシアに供与と…

  • 9

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 10

    総額100万円ほどの負担増...国民年金の納付「5年延長…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中