トランプ氏関連資料、司法省サイトから削除か エプスタイン文書
米司法省は19日、性的虐待罪で起訴された後に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する資料を公開したが、トランプ大統領に関連する写真などの一部資料が同日に削除されたもようだ。19日撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
Brad Heath Sarah N. Lynch Andy Sullivan James Oliphant
[ワシントン 20日 ロイター] - 米司法省は19日、性的虐待罪で起訴された後に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する資料を公開したが、トランプ大統領に関連する写真などの一部資料が同日に削除されたもようだ。
米紙ニューヨーク・タイムズ、公共ラジオ(NPR)、AP通信によると、この写真は司法省のウェブサイトから削除された最大16枚の写真の一部だった。
民主党議員らも写真を含む資料がないことを指摘し、政権に説明を求めている。司法省とホワイトハウスは、削除された資料についての質問に回答していない。
同省は11月に成立した法律に基づきエプスタイン氏に関する文書の全面公開を義務付けられた。エプスタイン氏は2008年に未成年者の売春をあっせんした罪などで有罪判決を受けたが、それまでトランプ氏をはじめとする著名人らと交流があったとされ、新事実が発覚するかが注目されていた。
ただ、今回の開示資料にはトランプ氏に関する情報はわずかしかなく、多くが黒塗りされている。中には100ページ以上が黒塗りされた資料もある。同省はさらに数十万ページについても公開に向けた精査を行っているとした。
公開された写真などの資料にはクリントン元大統領が頻出するほか、英歌手ミック・ジャガー氏、米歌手の故マイケル・ジャクソン氏、ダイアナ・ロス氏、英実業家リチャード・ブランソン氏、称号を剥奪されたアンドルー元英王子らも含まれる。





