最新記事

リモートワーク

在宅ワークは「気楽」な一方で「ストレスの宝庫」、学ぶべき「休む技術」とは

2021年12月17日(金)11時34分
flier編集部
西多昌規氏

Masaki Nishida

<リモートワークで「なぜかヘトヘト、不調」と訴える人が増加中。『リモート疲れとストレスを癒す「休む技術」』の著者、西多昌規氏に対処法を聞く>

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

Zoom会議でグッタリ、身体は動かしていないのに脳が疲れる。リモートワークでオンとオフの区別ができないうえに、孤独感を感じる――。そんな悩みを抱える読者やメンタルヘルスの知識をアップデートさせたい方が増えています。

『リモート疲れとストレスを癒す「休む技術」』の著者・西多昌規先生に、オンラインだからこそ生じる疲れやストレスに対処する、「新しい休み方」をお聞きします。また、西多先生が心身の健康につながる数々のベストセラーを執筆されてきた背景にも迫ります。

リモート疲れの対処法が求められていた

── 新著では、リモートワークの会社員として「まさに今知りたかった!」という疲れの解消法が目白押しでした! 2021年夏に本書を執筆された動機は何でしたか。

新型コロナウイルスの流行で、私たちの働き方が大きく変わりました。「外出せず人と会わないのにヘトヘト、なんとなく不調」。そんな声をよく聞くようになりました。

勤め先である早稲田大学で日々学生や教職員の方々と接していると、学生はオンライン授業に慣れてきたようです。一方、教職員の方々は、自宅でオンライン授業の配信に追われ、オンオフの区別をつけにくかったようです。これはリモートワークが可能な職種、特にフルリモートの方に共通しています。Zoom疲れ、脳疲労、孤独、睡眠の質の低下、そしてコロナうつ――。こうした「リモート疲れ」という新しい課題への対処法を体系的にまとめた本は現時点では世に出ていません。

また、新しい疲れやストレスとのつきあい方に関する講演依頼も増えています。そこで、そうした講演や、大学の教職員の方々向けに行った講演を土台にして、リモート時代の「休む技術」を執筆しようと決めました。

211216fl_nsd03.jpg

『リモート疲れとストレスを癒す「休む技術」』
著者:西多昌規
出版社:大和書房
flierで要約を読む

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 8
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 9
    4年間SNSをやめて気づいた「心を失う人」と「回復で…
  • 10
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中