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海外相手のビジネスで、上手くいかない人が陥りがちな「異文化の罠」とは

2021年6月29日(火)19時48分
flier編集部

荒木 冒頭で、日本人は海外でもっと活躍できるはずと話されていましたが、高橋さんの志、personal missionはそれをお手伝いすることでしょうか。

高橋 それもあります。私自身がいろいろとチャレンジしてきたことが生かせたらうれしいです。

また、世界にはさまざまな課題があります。環境やサステナビリティといった問題は、日本が以前から向き合い解決しようとしてきたことです。従い、日本のリーダーたちをサポートし、一緒に解決策などを世界中に広めていきたいと考えています。

それと、多くの日本人はもっといろいろな人と仕事をした方がいいという思いもあります。自分自身、イラン人と仕事をするなんて夢にも思っていなかったですし、うまくいくとも思っていませんでした。

その中でダイバーシティはすごく大事だなと実感しました。日本人と全く違う発想が出てきて、そのうちの7割くらいは「勘弁してよ」と思うような内容であっても、2、3割はいいアイデアでした。そうしたアイデアは拾いにいく価値があり、チャレンジした方がよい。このような考え方をもっと広げていきたいです。

荒木 7割はダメでも、2、3割に何か価値があるなら、そこに目を向けようということですね。今日は、高橋さんの包容力の正体を見た気がします。ありがとうございました。

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海外で結果を出す人は、「異文化」を言い訳にしない
グロービス 著、高橋亨 執筆
出版社:英治出版
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高橋亨(たかはし とおる)

大学卒業後、丸紅株式会社に入社。イラン、ベルギーでの計8年間の駐在を含め、一貫して海外事業に携わる。このあいだ、さまざまな海外プロジェクト、ファイナンスや投資案件の組成、取引先や投資先への経営支援、現地拠点の立ち上げなど、グローバルに展開する企業の海外事業支援を行う。

2002年から株式会社グロービスに転じて、企業研修部門にてクライアント企業の人材育成に携わる。日系企業のグローバル化に伴い、2011年にグロービス・チャイナを立ち上げ、2013~2018年はグロービス・アジアパシフィック(当時)、グロービス・タイランドを設立し、自ら現地でクライアント企業の組織変革、現地の人材育成支援に携わる。

上智大学経済学部卒、スタンフォード大学経営大学院SEP修了、ブカレスト経済大学大学院博士課程在学中。グロービス経営大学院 専任教員、現職は、グロービス・コーポレート・エデュケーション、マネジング・ディレクター。

共著に、『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』(ダイヤモンド社)がある。

荒木博行(あらき ひろゆき)

株式会社学びデザイン 代表取締役社長、株式会社フライヤー アドバイザー兼エバンジェリスト、株式会社ニューズピックス NewsPicksエバンジェリスト、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 客員教員、武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所客員研究員、株式会社絵本ナビ社外監査役、株式会社NOKIOO スクラ事業アドバイザー。

著書に『藁を手に旅に出よう』(文藝春秋)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』『見るだけでわかる!ビジネス書図鑑 これからの教養編』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『世界「倒産」図鑑』(日経BP)など。Voicy「荒木博行のbook cafe」毎朝放送中。

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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