最新記事
趣味

中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営者が茶道などの稽古事を嗜む理由

2025年5月7日(水)10時50分
藤井 孝一(経営コンサルタント)*PRESIDENT Onlineからの転載
中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営者が茶道などの稽古事を嗜む理由

CoolGreen -photoac-

<50代から人生の幸福度を高めるために絶対に後回しにしてはいけないこと...「定年退職したらハーレー」 「お金が貯まったら旅行」 の落とし穴>

中高年におすすめの趣味は何か。経営コンサルタントの藤井孝一さんは「仕事もプライベートも、やりたいことは先延ばししないで、すぐにやったほうがいい。私の趣味の1つであるゴルフは45歳から再開して10年以上続けている。

一方で、室内でできるヨガや料理教室にも通っている。少なくとも2つ以上のタイプの趣味を持っておくと中高年になって困らない」という──。

※本稿は、藤井孝一『50代がうまくいく人の戦略書』(三笠書房)の一部を再編集したものです。


「一人」「みんな」二つ以上の趣味を持つ

趣味の楽しみ方は一つではありません。一人で楽しむ読書のような趣味もあれば、大人数で楽しむフットサルのような趣味もあります。一つの楽しみ方にこだわらず、バランスよく楽しむのが理想といえます。

経営コンサルタントの大前研一さんが「趣味を4つの軸で考える」ことを提唱していました。

4つの軸とは、次のとおりです。


①一人でできること
②仲間とやること
③外でやること
④室内でやること

4象限でマトリクスをつくると、趣味は4つのいずれかに分類されます。


・一人でできる×外でやる......ジョギング、釣り、ソロキャンプなど
・一人でできる×室内でやる......読書、動画鑑賞、筋トレ、手芸など
・仲間とやる×外でやる......ゴルフ、ハイキング、野球など
・仲間とやる×室内でやる......合唱、バンド活動、麻雀など

理想はすべてのタイプの、少なくとも2つ以上のタイプの趣味を持っておくことです。

というのも、仲間と集まるのが好きだとしても、いろいろな事情で一人で過ごす日も当然あります。それに、歳を取るにつれて仲間に先立たれる可能性も出てきます。

そうなれば、一人で過ごす時間が多くなるわけです。そんなとき、一人でも楽しめる趣味を持っていたほうが退屈しません。

ゴルフが趣味の場合も雨や雪が降ったりしてラウンドできなくなると、とたんに暇になります。

ましてや現代の真夏にゴルフをするのは非常に危険です。実際にゴルフをしている私の経験でも、夏場に救急車で運ばれていく人を何人も見ています。特にゴルファーには高齢者が多いので心配になります。

やはり天候や体調によっては室内で読書でもしておくのが安全です。

ヘルスケア
腸内環境の解析技術「PMAS」で、「健康寿命の延伸」につなげる...日韓タッグで健康づくりに革命を
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

戦略的互恵関係を推進、国会発言は粘り強く説明=日中

ビジネス

アングル:米株式取引24時間化、ウォール街では期待

ビジネス

英CPI、11月+3.2%に鈍化 市場は18日の利

ワールド

IR整備地域の追加申請、27年に受け付けへ=観光庁
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 7
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 8
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中