最新記事
関税戦争

トランプ関税を機に日本は「内需経済」に舵を切れ...日米関税交渉が示唆する日本の針路

2025年7月15日(火)07時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
加谷珪一、長岡義博、ニューズウィーク日本版、YouTube、トランプ関税、ドナルド・トランプ、双循環経済、保護主義、デカップリング、関税交渉、相互関税、トランプ政権、参院選、石破政権、保護主義、自由貿易、中国

日本の赤沢経済産業相と話すトランプ大統領(4月16日) Molly Riley/White House/ZUMA Press Wire via Reuters

<日米関税交渉の行方は、そして「トランプ関税」の日本経済への影響は。経済評論家の加谷珪一氏が本誌・長岡義博編集長と日本が採るべき長期戦略について動画で語った>

加谷氏は関税交渉の結果、仮にトランプ政権が日本の輸入品に高関税を課せば工場の海外移転が促され、自動車産業を中心に国内産業が空洞化する中長期的なリスクが高いと指摘する。

不透明性を増すアメリカから日本は「デカップリング(切り離し)」すべきか? こう問う長岡編集長に対し、加谷氏は「アメリカに貿易も安全保障も全て依存するのはリスクが高い」と同調。そして日本が内需経済で成長できるポテンシャルはある、と主張する。

日本の人口減少トレンドは足かせにならないのか、との長岡の疑問に、加谷氏は経済学の「成長会計」理論を参照しつつ解説。経済成長の要因は労働力人口より、資本投下や技術革新による生産性向上の寄与度が大きく「人口減はあまり気にする必要はない」と強調する。

そして、生産性を高める社会・経済構造への転換こそが急務で、アメリカからの経済的自立を本気で考え始める時期だと説く。

動画では日本が内需に舵を切るべき理由をさらに深掘りするほか、トランプ主義こそ米政治思想の本流であるという歴史的背景や、米中関税交渉が中国に好都合であり、世界の勢力圏の再編を促す可能性についても議論されている(これは動画の抜粋記事です。詳しくは動画をご覧ください)。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 2
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 5
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 6
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中