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株式米テスラ、S&P500に採用 指数連動型ファンドの大量買いで株価12%上昇
米電気自動車(EV)大手テスラの株価が時間外取引で12%急騰。ロサンゼルスで7月9日撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)
株価指数の算出を手掛けるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P総合500種<.SPX>銘柄に米電気自動車(EV)大手テスラを採用すると発表した。指数連動型ファンドの大量買いが見込まれるなか、株価は急騰している。
株価は引け後の時間外取引で12%の大幅高となった。発表文によると、テスラは12月21日の取引開始前に組み入れられる予定。
S&Pダウ・ジョーンズは「S&P500への過去10年で最も高いウエート付けの1つとなり、採用に伴うファンドの売買はS&P500史上で最大級となるだろう」とした。
テスラの時価総額は3800億ドル超と、ウォール街で取引されている企業の時価総額上位に入っている。
S&Pダウ・ジョーンズによると、テスラのS&P500への採用によって、同指数に連動した運用を目指すインデックスファンドは既存の採用銘柄を約510億ドル相当売り、その資金を使ってテスラ株を買う必要性が生じる。テスラの組み入れ比率は約1%になる見通し。
S&Pダウ・ジョーンズはこれとは別の発表文で、12月21日にテスラ株を一斉に組み入れるか、2回に分けて1回目は1週間前に組み入れるかのどちらが好ましいかについて投資家に意見を求めた。テスラの時価総額が異例に大きいことが理由。
テスラは、第2・四半期決算が4四半期連続の黒字となったことでS&P500種銘柄に採用されるための条件を満たしたと考えられていた。
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