最新記事

日本経済

トヨタ、国内工場は6月も生産調整 工場稼働状況まとめ

2020年5月18日(月)12時26分

新型コロナウイルス感染拡大防止のため世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、日野自動車を含むトヨタ自動車グループの世界生産が影響を受けている。写真はトヨタのロゴ。プラハで2019年4月撮影(2020年 ロイター/David W Cerny)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、日野自動車を含むトヨタ自動車グループの世界生産が影響を受けている。

トヨタは15日、国内の全完成車工場において、6月中も生産調整を実施すると発表した。高岡工場第2ライン、豊田自動織機を除く全工場では、同月中の金曜日(計4日間)を非稼働日とする。田原工場をはじめとする3工場(5ライン)に関しては、通常の昼夜2シフト体制から昼のみの1シフト体制を最長で8月まで続ける。

5月18日時点の主な工場の稼働状況は以下の通り。

△:工場再開日(再開済み)
▼:工場停止日(停止中)

▼6月5日 
・国内の全完成車工場にて6月中の金曜日(計4日間)を非稼働日とする。(高岡工場第2ライン、豊田自動織機は稼働)
・トヨタ車体の富士松工場第2ラインを非稼働日に加え2日間(計6日間)停止。
・日野自動車の羽村工場第1・2・4ラインを非稼働日に加え2日間(計6日間)停止。

▼6月4日
・堤工場第1ラインを非稼働日に加え4日間(計8日間)停止。
・田原工場第1ラインを非稼働日に加え3日間(計7日間)停止。
・トヨタ自動車東日本の岩手工場第2ラインを非稼働日に加え2日間(計6日間)停止。
・トヨタ自動車東日本の大衡工場を非稼働日に加え2日間(計6日間)停止。

▼6月3日
・トヨタ自動車東日本の岩手工場第1ラインを非稼働日に加え7日間(計11日間)停止。
・岐阜車体第2ラインを非稼働日に加え7日間(計11日間)停止。

△5月18日
・堤工場を再開。(稼働停止期間:5月1日ー5月15日)
・日野自動車の羽村工場第1ラインを再開。(5月1日ー5月15日)
・アルゼンチン工場を再開。(3月20日ー5月15日)
・フィリピン工場(TMP)を再開(3月17日ー5月15日)

△5月14日 トヨタ自動車東日本の岩手工場第1ラインを再開。(5月1日ー5月13日)

△5月13日
・トヨタ自動車東日本の東富士工場を再開。(5月1日ー5月12日)
・日野自動車の羽村工場第2・第4ラインを再開。(5月1日ー5月12日)
・ダイハツ工業の本社(池田)工場を再開。(5月1日ー5月12日)

△5月12日
・国内完成車工場を再開。(5月1日ー5月11日)
・ロシア工場を再開。(3月30日ー5月11日)

△5月11日
・タイの部品工場(STM)を再開。(5月6日ー5月9日)
・スバル国内全工場を再開。(4月9日ー5月1日)本工場と矢島工場(完成車組み立て)では、5月29日まで早番のみ稼働。
・タイの完成車工場(TMT)で、2工場を再開。(4月7日ー5月9日)
・トヨタ車体のタイ完成車工場(TAW)を再開。(4月7日―5月9日)
・アメリカ、カナダ、メキシコの工場(北米工場)を段階的に再開。(3月23日ー5月8日)
・スバル米国工場を再開。(3月23日ー5月8日)
・マレーシアのブキラジャ工場を再開。(3月23日ー5月6日)
・トルコ工場を段階的に再開。(3月21日ー5月8日)
・英国工場を段階的に再開。(3月18日ー5月8日)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 9
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 10
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中