イランと湾岸諸国の関係「真剣な見直し」必要=駐サウジ大使
写真はイランのエナヤティ駐サウジアラビア大使。3月12日、サウジアラビア・リヤドで撮影。REUTERS/Mohammed Benmansour
Timour Azhari
[リヤド 15日 ロイター] - イランのエナヤティ駐サウジアラビア大使は15日、ロイターの取材に対して書面で回答し、米国・イスラエルによるイラン攻撃を踏まえて、イランとペルシャ湾岸諸国の関係を「真剣に見直す」必要があるとの見解を示した。
イランと湾岸諸国の関係が今回の戦争によって悪化することを懸念しているかと聞くと「それは大事な質問で、答えは単純明快かもしれない。われわれは隣同士で、双方とも相手なしでは立ち行かない。われわれは真面目に(関係を)見直さなければならない」と述べた。
その上で「この地域が過去50年間目にしてきたのは(地域内での)排他的な姿勢と、域外大国への過度な依存の結果だ」と指摘。湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国にイランとイラクを加えた形で、より深い関係を構築するよう呼びかけた。
こうした発言の背景には、イラン攻撃の拠点となっている米軍基地があるサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などにミサイルやドローンが飛来し、被害が生じている状況がある。
ただエナヤティ氏は、ラスタヌラ製油所を含めたサウジの石油施設が攻撃されたことについて、イランの責任を否定。イランは米国およびイスラエルの標的や資産のみ攻撃していると主張した。
またエナヤティ氏は、個人的にはサウジ当局と継続的に直接連絡を取っているとした上で、両国関係は多方面で「順調に進展」していると明らかにした。具体例として宗教巡礼のためにサウジに滞在するイラン人の出国に関する協力や、負傷者らへの医療支援提供を挙げた。





