最新記事

日本社会

チョコ「毎日1億円」売る名古屋の催事とは? 世界初ゴディバの別注も

2020年2月3日(月)19時15分
市川 歩美(ショコラコーディネーター) *東洋経済オンラインからの転載

ジェイアール名古屋タカシマヤのバレンタインイベントがすさまじい。売り上げ・動員ともに日本一を誇る(写真提供:ジェイアール名古屋タカシマヤ)

今年もバレンタインシーズンがやってきた。全国のデパートがチョコレートイベントを開催するなか、1月17日に始まったジェイアール名古屋タカシマヤのバレンタイン催事が、すさまじい盛り上がりを見せている。

ジェイアール名古屋タカシマヤの「アムール・デュ・ショコラ」は、バレンタイン催事で日本一の売り上げを誇る。しかも初回の2001年から年々売上を伸ばし、2019年はついに歴代最高となる27億円を突破、動員数も過去最高の90万人以上を記録した。

第20回目となる今年は、1月17日から2月14日までの開催で、国内外約150ブランド、約2500種類のチョコレートを販売。売り場面積、商品数ともに過去最大となる。東京・大阪の百貨店をおさえ、10年連続で売上日本一を独走する名古屋のバレンタインイベントにどんな仕掛けがあり、一体何が起きているのだろうか。

毎朝5時から行列ができる

「今年も好調で、1月23日現在は前年比2割増です」。そう話すのは、ジェイアール東海タカシマヤ販売促進部の犬飼奈津子さんだ。

ちょっと信じがたいかもしれないが、毎朝、このイベントでチョコレートを買うために、1000人以上が行列を作っている。

毎日、朝5時から列ができる。人気商品は1日の販売数に限りがあり、9時に配られる整理券を手に入れないと買えないからだ。

ファンは折り畳みいす持参で、準備も万全。スマホ片手にSNSで行列の状況を情報交換している。

「お客さまの熱気が、明らかにほかのバレンタイン催事と違います」(メリーチョコレートトップショコラティエ 大石茂之さん)。会場に入ればとにかく人、人、人。人気シェフが来場すると、売り場は一段と盛り上がる。「毎年サインペンが200本以上なくなります」と話すのはショコラティエの辻口博啓さん。買ったチョコにサインしてもらい、握手、写真撮影を求める人が途切れない。

newsweek_20200203_145225.jpg

人気ブランドには500人以上が開店前に並び、行列は別フロアまで伸びる(写真提供:ジェイアール名古屋タカシマヤ)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米労働生産性、第3四半期は 4.9%上昇 2年ぶり

ワールド

米の気候条約離脱は「自殺行為」、米経済に影響も 国

ワールド

ゼレンスキー氏、安保文書「準備整う」 トランプ氏と

ビジネス

フィッチ、25年の米成長推定値引き上げ 26年はイ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 8
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 9
    「ショックすぎる...」眉毛サロンで「衝撃的な大失敗…
  • 10
    大阪・関西万博で起きた「1200万回」の行動変容...使…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中