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ホンダ新型軽バン「N-VAN」の衝撃 助手席も格納、車内に段ボール71個

2018年6月5日(火)17時00分
武政 秀明(東洋経済オンライン副編集長) ※東洋経済オンラインより転載

軽商用バンの新型車「N-VAN」(写真:ホンダ)

ホンダは6月1日、軽商用バンの新型車「N-VAN」を今夏に発売することを明らかにし、内外装デザインやボディカラーなどの一部情報を先行公開した。

N-VANは、ホンダの軽商用バンとしては今年5月に販売を終了した「バモス」以来、実に19年ぶりとなる新型車で、同じくこれまで販売してきた軽商用バン「アクティ」の後も継ぐ。ダイハツ工業「ハイゼットカーゴ」「ハイゼットキャディー」、スズキ「エブリイ」などの軽商用バンと競合するとみられる。

特徴は軽自動車ながら、ダンボール箱(長さ380×幅310×高さ280mm)で71個、ビールケースなら40個を運ぶことも可能な大容量の荷室空間だ。背が高く四隅を切り立たせたデザインとともに、運転席以外のシートを床下へと収納でき、フルフラットにできる構造を備えている。脚立などの長尺物も積みやすく、自転車やレーシングカート、キャンプ道具、サーフボードなどを運びたい人が、レジャー用途で買い求めることもありえそうだ。最大積載量は350kgとなる(一部グレードは同300kg)。

助手席側にはボディの上下をつなぐピラーがなく、助手席と後席のスライドドアを全開にすると幅1580×高さ1230mmの大開口部を実現できる。助手席ピラーレスはダイハツ「タント」など軽乗用車で先行している構造だが、軽商用バンとしてはN-VANが初採用となる。テールゲートと併せて使うことで、荷物の積み降ろしが従来の軽商用バンよりもやりやすくなりそうだ。

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荷物の積み降ろしもラクだ(写真:ホンダ)

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