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インドに投資するなら可能性は無名都市にあり

2014年12月9日(火)15時17分
アヌ・マドガブカル(米マッキンゼー・グローバル・インスティテュート上級研究員)、ラケシュ・モハン(IMF常任理事)

経済と地理の条件を精査

 興味深いのは、こうしたエリアの3分の1が経済的に遅れた州にあったり、反対に好調な州の中の無名の中小都市のそばにあったりすることだ。

 例えばアンドラプラデシュ州のネロール市圏はコメ、タバコ、イモ、マンゴー、サトウキビの栽培が盛んだ。ラジャスタン州のビカネール市圏は油脂の原料となる種子の栽培、大理石や石灰岩の採掘・加工で潤う。

 マハラシュトラ州のアウランガバード市圏には、種子を手掛ける大手企業、自動車、薬品、砂糖の製造工場がある。世界遺産のアジャンタとエローラの石窟寺院に向かう拠点としても有名だ。

 インドで投資先を探す企業は、この国の経済と地理の条件をもっと精査しなければならない。これらのエリアはバンガロール、ハイデラバードなどのインドの大都市に続く、IT産業やサービスの拠点になる可能性がある。しかも土地の取得費や人件費は格段に安い。

 こうした新興エリアがさらに発展するには衛生環境、上下水道、教育、保健、空港、鉄道、道路網などへの投資が必要になる。消費財や金融サービス、住宅供給、インフラ事業といった分野にも多くの投資機会がある。

 こうしたエリアこそ、これからのインドで最高のリターンを期待できる投資先だ。インドの新たな成長の波に乗りたければ、有名な大都市より、まだ無名の新興エリアに注目すべきだ。

© project.syndicate

[2014年12月 9日号掲載]

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