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「トランプ」が民主党の勝因。そして共和党に2人の新星が登場した

第2に、共和党に投票する理由を一般的な有権者に尋ねたら、民主党はアメリカを破壊しているからと答えるだろう。共和党が政権を取って何をするのかについては、ほとんどの有権者が答えられないはずだ。
一方の政党が大勝する選挙では浮動票、特に「教会に行かない」無党派層の支持を確実に獲得することが勝利の条件になる。
しかし、無党派層の投票基準は「否定的党派性(ある党を支持して投票するのではなく、ある党に反対するために他党に投票する)」よりも、自分たちの状況を改善できるかどうか、だ。共和党が民主党は社会主義者であると罵倒しても、効果があるとは考えにくい。
現在の共和党は事実上、不満と不安の党であり、変化の潮流に徹底してあらがっている。この実態は選挙結果にも表れている。
共和党は58%対40%で白人票の多数を獲得したが、黒人票は13%対86%、中南米系は39%対60%、アジア系は40%対58%で民主党の後塵を拝した。キリスト教福音派の間では83%対15%と圧倒的に支持されたが、それ以外は40%対59%にとどまった。45歳以上では54%対44%と多数派だったが、44歳以下では42%対55%で惨敗した。
侮れないバイデンの嗅覚
そして最後に、トランプが「党内キングメーカー」の座にこだわった結果、本選挙に向かない並以下の候補者ばかりが名を連ねることになった。
トランプの推薦は共和党の予備選では強力な武器になったが、本選挙では逆に不利になった。
実際、共和党が上院の多数派獲得に失敗したとすれば、敗因はトランプの党内予備選への介入だ。
特にペンシルベニア州(メフメット・オズ)とジョージア州(ハーシェル・ウォーカー)の候補選択は笑止千万だった。医師でテレビ司会者のオズはペンシルベニアに住んでいない上に、ひどい失言を連発。脳卒中を起こして健康面に不安のあったジョン・フェッターマン副知事に負けた。オズ以外の候補なら楽勝だったはずだ。
そして上院全体の支配権を懸けた戦いになるかもしれない決選投票の実施が決まったジョージア州。元アメリカンフットボールのスター選手ウォーカーの得票率は、同じ共和党で再選を決めたブライアン・ケンプ州知事(トランプともめたことで有名だ)の得票率より約5ポイントも低かった。もっと適切な候補者を選んでいれば、共和党は上院の多数派を問題なく手に入れていたはずだ。
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