コラム

43歳でスーパーボウルを制したブレイディに学ぶリーダーシップ

2021年02月17日(水)10時45分

4. 死後の評価を考えて、リスクを恐れずに行動する。もしブレイディがペイトリオッツに残留して7度目のスーパーボウル優勝を果たしたとしても、引退後の評価は大きく変わらなかっただろう。しかし、弱小チームだったバッカニアーズが優勝し、しかも古巣のペイトリオッツがポストシーズンに進出すらできなかったことで、ペイトリオッツ時代の栄光がヘッドコーチのビル・ベリチックの功績というより、ブレイディの功績だという印象が強まった。

移籍にはリスクもあった。もし、バッカニアーズが好成績を上げられず、ペイトリオッツが優勝していれば、後世の人々はベリチックこそ史上最高のフットボーラーだと考えたかもしれない。

しかし、今年のスーパーボウルで7度目の優勝を手にしたのはブレイディだった。500年後に、史上最高のフットボール選手として真っ先に名前が挙がるのは、間違いなくブレイディのほうだ。

<2021年2月23日号掲載>

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サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

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