- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- この週末にトランプ陣営が抱え込んだ5つのトラブル
この週末にトランプ陣営が抱え込んだ5つのトラブル
これは、大問題になりました。その後もカーン氏との「対立」は続き、カーン氏の「あなたは私達のような犠牲を払っていない」という批判に対して、トランプが「自分も様々な犠牲を払ってきた」と反論するなど応酬は尾を引きました。そこで「トランプは戦没者の一家をバカにしている」という批判が、共和党内からも上がるようになっているのです。
二つ目としては、31日の日曜に、ニューヨークのタブロイド紙『ニューヨーク・ポスト』に、21年前のメラニア夫人(結婚前の当時はメラニア・クナウス)の「フルヌード写真」が掲載されてしまった問題です。アメリカでは、いくらタブロイド版とはいえ、ここまで露骨な写真を表紙に持ってくることは普通しないのですが、FOX系列の『ポスト』としては、完全に確信犯という感じで掲載しました。
同紙は、翌日の1日にも同じような別の写真をスクープしているのですが、トランプは「スルーの構え」です。「あれは、私と出会う前のもので、ヨーロッパの人はああいう写真が好きだから、自分は気にしていない」というコメントをしていますし、陣営のスタッフからは「人体美を表現した良い写真だ」という意味不明のコメントまで飛び出しています。こうなると、本人も陣営も、メラニア夫人を「守る」意思があるのか分からないという感じです。
一方で政治的な暴言も止まりません。三つ目には、この週末にトランプは、「ウクライナにロシアは侵攻していない」とか「クリミアの人々はロシアが来て喜んでいる」といった「ロシア寄りの発言」をしており、これも炎上しています。これとは別に、トランプの選挙参謀であるポール・マナフォートが、以前にウクライナのヤヌコビッチ前大統領のアドバイザーをやっていた疑惑が取り沙汰されています。
【参考記事】トランプはプーチンの操り人形?
つまり、2004年の「オレンジ革命」で親ロ派のヤヌコビッチが打倒された際に「アドバイザー」として雇われ、選挙での復権へ向けての助言をしたり、西側へのロビイングをしたりしていたというのです。仮にそのマナフォートがプーチンの意向を受けているようですと、これは「話がつながりすぎる」わけです。
さらにこれはネタとしては小さいのですが、四つ目としては、トランプは遊説をするたびに、地域の消防署の悪口を言っていて、それが無視できなくなってきているという問題があります。というのは、選挙集会を行う場合に、仮に収容人員が1000人の会場を借りて、そこに2000人が来てしまうと、「会場にスペースがあるのに、消防署が規制するので入れない人が出る」と文句を言うのです。
29日のコロラド・スプリングスでも「だからこの国はダメなんだ」などと、ブツブツ文句を言っていました。実は、その数分前にトランプとその側近は、エレベーターが故障して閉じ込められ、消防隊員に救出されているのですが、その直後にこういうメチャクチャなことを言われたので、消防はカンカンだったそうです。1日のオハイオ州のコロンバスでも、収容人員をめぐる同様のトラブルがあり、ここでも消防を怒らせていました。
天才的なヒラメキとともに躍動する姿を見せ続けた......長嶋茂雄の愛された時代 2025.06.04
混乱回避に成功した米ニューアーク空港と航空行政 2025.05.28
「外国免許切替」制度の厳格化は必要、だが事故防止はまた別の問題 2025.05.21
分裂深める米民主党に、国政奪還の可能性は見えてこない 2025.05.14
45年前の「ハプニング解散」当時と現在の政治状況を比較すると 2025.04.30
迷惑系外国人インフルエンサー、その根底にある見過ごせない人種差別 2025.04.23
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社エルスコンサルティング東京本社
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社ツミキ
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
株式会社ELM
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員
-
外資系メーカー営業「正社員/土日祝休み/年間休日125日」グローバル環境で活躍
合同会社Creer
- 東京都
- 月給26万5,000円~30万円
- 正社員