中国、3年以内にポスト量子暗号に関する国家標準策定へ=専門家
中国は今後3年以内にポスト量子暗号に関する国家標準を策定する見通しだ。この分野の専門家である清華大学高等研究院の王小雲教授(写真)が明らかにした。北京で10日撮影(2026年 ロイター/Laurie Chen)
Laurie Chen
[北京 19日 ロイター] - 中国は今後3年以内にポスト量子暗号に関する国家標準を策定する見通しだ。この分野の専門家である清華大学高等研究院の王小雲教授が明らかにした。
世界各国の政府は、将来の量子コンピュータに対して安全性を確保するよう設計されたポスト量子暗号アルゴリズムの開発を急いでいる。量子コンピュータは極めて強力であり、現在の暗号化手法を無力化してしまうからだ。
王教授は、データの機密性を考慮すると、金融とエネルギー分野がポスト量子暗号への移行における優先分野になると指摘。先週閉幕した北京での全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の合間に「個人的には、今後3年から5年の期間は、(中国における)ポスト量子暗号への産業移行が爆発的に進む可能性のある時期だと考えている」と語った。
米国など多くの国際的な研究者とは異なり、中国のポスト量子暗号研究者らは、S-Cloud+のような「非構造格子」アルゴリズムの開発に注力。同教授は、国際標準は「ある程度のセキュリティーの低下を伴う」ものの、「非構造暗号アルゴリズムには基本的にこの問題がない」と述べた。





