プレスリリース

東京都初、居室内修繕を担保する共済事業が始動 「サンシャインプレミアムクラブ」9月1日提供開始

2025年09月19日(金)09時30分
サンシャイン共済協同組合(東京都知事認可)は、賃貸住宅の退去時修繕や入居中の小修繕を公平にマネジメントする新サービス「サンシャインプレミアムクラブ」を2025年9月1日より提供開始しました。本制度は、東京都で初めて「居室内修繕費用を担保する共済事業」として認可を受けたものです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/544879/LL_img_544879_1.png
サンシャイン共済のイメージ図

本共済は、東京都の不動産管理業の株式会社KACHIAL(本社:東京都新宿区、代表取締役:高橋 幸一郎)、株式会社アップル(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:高橋 真貴子)、田村住研株式会社(本社:千葉県市川市、代表取締役:高橋 幸一郎)、株式会社アミックス(本社:東京都中央区、代表取締役:佐々木 豊)の4社と、制度共済の企画設計業の有限会社アート企畫社(本社:東京都中央区、代表取締役:門松 哲)によって設立されました。


■設立背景
日本では人口減少や少子高齢化、核家族化といった社会の変化により、不動産の売買市場は縮小傾向にあります。一方で、長期優良住宅の普及や住宅の品質向上が進んだことで、しっかりと管理された良質な住宅は、次の世代へ受け継げる安定した資産としての価値を持ち続けることができます。

賃貸住宅市場に目を向けると、物件数そのものは十分にあるものの、質の高い物件は依然として不足しており、供給と需要のバランスにずれが生じています。そのため、賃貸経営には時代に合った建物管理の力がますます求められるようになっています。さらに、不動産業界全体としては「新築を増やす時代」から「既存の建物を大切に活用する時代」へと移行しつつあります。2021年に施行された「賃貸住宅管理業法」によっても、建物の価値を守る管理サービスの重要性が強調されています。

しかし現実には、部材や人件費の高騰などから、多くの家主が厳しい経営環境に置かれています。だからこそ、これからの不動産管理では「家主に安心を提供すること」が大きな付加価値になります。家主の経営リスクを理解し、支えとなることで信頼を得られ、その信頼が新たな価値を生み出す基盤となるのです。

すでに大手企業は規模を活かして家主のリスクを分散・共有していますが、私たちは中小企業同士が協力することで同様の「安心」を提供できる仕組みを実現しました。

私たちサンシャイン共済協同組合は、不動産管理サービスを行う組合員(グループ会社)が協力し、家主の賃貸経営における収支リスク(例えば突発的に発生する居室内の修繕費など)の負担を平準化できる保証制度を設計しました。グループが請け負う当該家主の費用負担リスクを補い合う共済制度を作ることで、大企業に匹敵する「安心」を提供できると考え、組合の設立に至りました。

この共済協同組合の活動は、管理物件の価値を守り、より良質な賃貸住宅を生み出すために、相互扶助の精神に基づいた共同事業を基本としています。そして、地域の健全な住宅市場の形成や魅力ある街づくりに貢献することを目指しています。


■サービスの特徴
〇概要
家主に「退去時修繕」、「入居中の小修繕」を最適にマネジメントする制度共済型のサービスです。非営利の認可事業として、修繕の原資を最適に平準化し、健全かつ公正に家主の賃貸住宅経営をサポートします。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/544879/LL_img_544879_2.png
サンシャインプレミアムクラブのメリット

〇トラブルを防止する透明な精算
入居者が退去する際、家主との間で「修繕費を誰がどこまで負担するか」でトラブルが発生しやすく、その多くは主観的な判断に起因します。
この制度を利用すれば、客観的な基準に基づいて修繕費を算出できるため、家主・入居者双方が納得しやすい形で精算が可能になります。その結果、無用なトラブルを避け、信頼関係を守ることにつながります。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/544879/LL_img_544879_3.png
退去時修繕費用サポート
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/544879/LL_img_544879_4.png
入居中の小修繕費用サポート

〇スムーズな修繕で空室期間を短縮
修繕費用の負担を管理会社がしっかりとマネジメントし、管理会社同士が協力し合う仕組みにより、退去後の修繕を迅速に進めることができます。修繕が早ければ新しい入居者の募集も早く開始でき、空室の期間を短縮し、家主にとっては収益向上のチャンスにつながります。

〇民法改正リスクへの対応
2020年4月の民法改正による「賃料減額請求」のリスク回避にも寄与します。入居中の設備不具合は故障が長引くと賃料減額請求の対象となりますが、迅速な修繕によりトラブル防止が可能です。


■今後の展望
この制度を通じて、入居者には「安心して住み替えができる環境」を、家主には「安定した賃貸経営」を提供します。円滑な住み替えと健全な賃貸経営の両立を私たちは全力でサポートしてまいります。


■サービス概要
〇サービス名:サンシャインプレミアムクラブ
(サンシャイン共済:賃貸物件の退去時修繕、入居中の小修繕)
〇提供開始日:2025年9月1日
〇認可 :2025年3月4日 東京都知事認可(東京都初)

本組合は、前述の不動産管理事業を営むグループ各社が連携し、それぞれが管理する物件の建物価値の維持・向上と、より質の高い賃貸住宅の提供を目指して設立された共済協同組合です。
「相互扶助」の理念のもと、必要な共同事業を通じて、地域における健全な住宅流通市場の確立と、魅力ある街づくりへの貢献を基本方針としています。

中小企業等協同組合法に基づく制度共済として、2025年3月4日には東京都知事の認可を取得。東京都内では初となる「不動産管理業のための共済協同組合」として、公正かつ健全な事業運営を推進し、地域社会や関係者の皆さまから信頼される組織づくりを目指してまいります。

代表理事 高橋 幸一郎 株式会社KACHIAL

運用企業:
株式会社KACHIAL
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル38階
https://kachial.com/

株式会社アップル
埼玉県さいたま市大宮区大成町2-273-1 アップルASビル
https://www.apple-apaman.co.jp/

田村住研株式会社
千葉県市川市相之川4-6-11 秋山駅前ビル 1F
https://www.tamurajk.com/

株式会社アミックス
東京都中央区八重洲1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル13階
https://www.amix.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米・イスラエル、ガザ巡る国連職員の中立性に疑義 幹

ビジネス

米アメックスがプラチナカード刷新で3500ドル追加

ビジネス

午前の日経平均は続伸、ハイテク株主導で最高値 一巡

ワールド

ウクライナ、ポーランド軍に対ドローン訓練実施へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 2
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍、夜間に大規模ドローン攻撃 国境から約1300キロ
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 5
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 6
    アジア作品に日本人はいない? 伊坂幸太郎原作『ブ…
  • 7
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 8
    「ゾンビに襲われてるのかと...」荒野で車が立ち往生…
  • 9
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 10
    中国経済をむしばむ「内巻」現象とは?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる」飲み物はどれ?
  • 4
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 5
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 6
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中