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米アメックスがプラチナカード刷新で3500ドル追加特典、年会費895ドルに

2025年09月19日(金)11時52分

 9月18日、米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、長らく期待されていたプラチナカードの刷新内容を発表し、年会費を695ドルから895ドルに引き上げる一方、年間3500ドル超の各種特典を新たに付与したと説明した。2021年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Niket Nishant

[18日 ロイター] - 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は18日、長らく期待されていたプラチナカードの刷新内容を発表し、年会費を695ドルから895ドルに引き上げる一方、年間3500ドル超の各種特典を新たに付与したと説明した。

今回の刷新はアメックスが推進するカード戦略の一環。プレミアムカード市場は、シティグループなど銀行大手も参入を目指しつつあるが、アメックス幹部は7月、同社の事業がこの分野に深く根付いている点を挙げて、競争を勝ち抜けると自信を示した。

アメックスの米消費者サービス部門グループ社長を務めるハワード・グロスフィールド氏はインタビューで「お客様には手軽にアクセス可能で、年会費よりもずっと高額な3500ドル強の価値を提供する」と語った。

具体的にはレストラン予約サービス「レジー」を通じた飲食に対するクレジットや、高級スポーツ衣料品ルルレモン購入とウーバーの定額サービス「ウーバー・ワン」会員取得に対するクレジットが新たに提供され、ホテルやエンターテインメント関連特典が拡充される。

またビジネス向けプラチナカード会員の場合、デルやアドビの購入に対するクレジット、600ドル分のホテルクレジットに加え、年間利用額が多い会員には最大3600ドルの追加ステートメントクレジット(請求金減額)が受け取れる。

グローバル商業サービス部門のグループ社長を務めるレイモンド・ジョーバー氏は「ホテルのアップグレードやレイトチェックアウト、空港ラウンジ利用といった旅行関連の特典には強い需要がある」と述べた。

ロイター
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