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ブラジルのコーヒー豆輸出、10月は前年比20.4%減 不作と米関税響く

2025年11月13日(木)14時15分

ブラジリア近郊のコーヒー農園で7月ドローン撮影。REUTERS/Adriano Machado

[サンパウロ 12日 ロイター] - ブラジルコーヒー輸出業者協議会(Cecafe)は12日、ブラジルの10月のコーヒー豆輸出量は前年同月比20.4%減の383万袋(1袋=60キログラム)だったと発表した。国内での不作と米国の関税が打撃となった。

高級品種とされるアラビカ種の輸出は339万袋と13%近く減少。インスタントコーヒーやブレンド用として一般的に使われるロブスタ種は44万6664袋と約52%減った。産業向けを含めた総輸出量は414万袋と、過去最高の500万袋超だった前年から20%落ち込んだ。

Cecafeのマルシオ・フェレイラ会長は「減少は予想通りだ。コーヒー豆輸出は2024年に記録的な水準を達成し、今年は収穫量が減少しているためだ。国内港湾インフラの老朽化と、米国によるブラジル製品への50%の関税が事態を悪化させ、出荷量が大幅に減少した」と述べた。

米国がブラジル産コーヒーに50%の関税を課した8-10月の対米輸出は98万3970袋で、前年同期から51.5%減少した。

ロイター
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