プレスリリース

駐日大使からの感謝状 マラウイ妊産婦を救うRedwood Missionの挑戦

2025年08月18日(月)09時30分
アフリカ・マラウイ共和国の妊産婦死亡率減少を目的とした「マラウイプロジェクト」を推進しているNPO法人 Redwood Mission(長崎県諫早市、信吉 正治 理事長)が、このプロジェクトの資金を集めるためにクラウドファンディングを実施したことを受け、マラウイの駐日大使が自筆署名入りの感謝状を発行した。駐日大使が日本国内のNPO法人へ感謝状を発行するのは極めてまれ。信吉 理事長は「引き続きマラウイ医療の向上に向け取り組みを強化していきたい」と話している。


【「マラウイプロジェクト」とは】
マラウイを舞台に、妊産婦検診に携帯電話を用いたエコー検査システムを取り入れることで、妊産婦の死亡率減少を目指す取り組み。Redwood Missionが2013年以降、アフリカ各国で展開している医療活動の一環で、2022年にマラウイ保健省も活動を承認した。このシステムは、コンゴ民主共和国でも効果が実証され、取り入れられている。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/446106/LL_img_446106_1.jpeg
携帯電話を用いたエコー検査

【クラファンの概要】
2025年2月から2カ月間、クラファンのプラットフォーム「CAMPFIRE」で「世界最貧国マラウイで挑む『70倍の死亡率を変える』医療が自走する未来創りへの挑戦」との表題で行われた。期間中に支援総額4,338,100円(支援者数 174人)を記録。その後もこのクラファン指定の寄付が続き、最終的に4,500,100円(支援者数 220人)を達成している。


【NPO法人 Redwood Mission概要】
2013年から、活動を開始しました。アフリカ各国での農村部・都市スラムでの健康診断に従事いたしました。現時点までに、延べ15カ国、28回の健康診断・医療活動を行っております。この活動を通して知り合った各国のボランティアと21カ国629名のネットワークを構築し、日本語、英語、韓国語で、双方向で情報交換をしております。

また、西アフリカの「顧みられない熱帯病」の一つであるブルーリ潰瘍の医療と診療所建設協力を行いました。コートジボワールのブルーリ潰瘍診療所へ1,308,310円の建設資金を寄付いたしました。

現在、マラウイプロジェクトを立ち上げております。マラウイは、アフリカのなかでも最貧国の一つですが、妊産婦死亡率(349人/10万人)は日本の70倍(日本:5人/10万人)にも達します。当団体はこの妊産婦死亡率を10%下げるためのプロジェクトを立ち上げています。幸いにもマラウイの保健省審議会の承認も得られ、医科大学、産科婦人科医師会の理解と協力も得られています。


【NPO組織概要】
名称 : NPO法人 Redwood Mission
代表者: 理事長 信吉 正治
所在地: 〒854-0066
長崎県諫早市久山町1528-1 グランディールレゾン502
設立 : 2013年7月
URL : https://www.rwjn.org


【信吉 正治 理事長経歴】
広島大学血液内科出身。医学生時代の研究により広島大学医学部広仁会奨励賞を受賞。広島大学 大学院時代に米国セントルイス ワシントン大学医学部で3年半の交換研究員を経験した後、医学博士号を取得。その後、広島放射線影響研究所、広島大学医学部、自治医科大学で分子生物学、細胞生物学の研究をする。アメリカ血液学会 Bloodなどに論文を発表し、Natureの共同執筆者ともなる。その後、クリスチャンとしてアフリカの医療を志し、長崎大学熱帯医学研究所 内科、地域医療学分野で熱帯医学、地域医療を学び、2013年よりアフリカでの医療活動を開始する。現在までにアフリカ、アジア15カ国で延べ28回の医療活動を行う(2024年12月現在)。


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プレスリリース提供元:@Press
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